Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

質より量の柑橘類

2007-01-13 | 料理
柑橘類好きである。イスラエル産のポメロがその類では王様であるが、価格が高い。一個、2,5ユーロもすると病気の時ぐらいにしか口には入らないのである。パイナップルなどは三分の一もしない。
香港の業者が着色フィルムに赤い網をかけた中国産のポメロを売り出している。2ユーロしないので大分お得で、遥かに大きい。

九州名産の文旦に大きさも色も近いと思ったが、色は上のように偽装であった。味は、糖分が大分高いが、風味は今ひとつである。夏みかんやザボンどころか、文旦にも、イスラエル産にも、その意味では及ばない。価格相当である。

しかし大きさだけは、食後に一人では到底食べ切れない量であった。


風味と呼ばれるのは柑橘類では酸味の素材と等しいようである。同じようにワインにおいても、辛口のものにこそ風味があって、甘口のものには無い。夏蜜柑のように白ワインの王様がリースリングであって、陽の多い南国産は比較出来ないのである。また廃れたリースリングの原種がもっていたその酸味は、夏蜜柑のような酸が勝っていた事を想像させるのである。

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6 コメント

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柑橘類 (matsubara)
2007-01-13 11:01:28
柑橘類だけは日本の独壇場かと思っていましたが、中国にもあったのですね。
柑橘類は体にいいので、庭にいろいろ植えています。70年来の夏みかん、酢橘、柚子、金柑など・・・
最近文旦を貰いました。ずっしり重くて、ボリュームがあり、家族3人で分けました。
このポメロなるものは文旦に似てますね。
私もupしようとしましたが、農家で貰い、見場が悪くて・・・
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九州名産の文旦 (pfaelzerwein)
2007-01-13 15:32:12
九州名産のポンカンて、ご察しの通り、文旦の事でした。訂正します。金柑は小粒ですね。

夏みかんを忘れていましたが、あの酸っぱさが受け入れられずに流通栽培量は落ちているのでしょう。とは言っても歴史的なかんきつ類ですから。
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Unknown (葉子)
2007-01-14 08:29:05
柑橘類、今の季節は美味しいでね。
ドイツもポメロというめずらしいものがあるんですね。
甘味と酸味のバランスがやっぱり重要ですね!
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砂糖漬け (pfaelzerwein)
2007-01-14 17:24:50
甘味と酸味のバランスですね。なるほど、幾ら風味があるといっても、夏みかんの酸っぱいのは凄かった。砂糖漬けにして食べなければいけなかった。
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ところが・・・ (matsubara)
2007-01-15 18:51:09
あの夏みかんの酸っぱさを好む人がありまして、毎年差し上げています。9割の人は顔をしかめて「いらない」と断るのですが・・・
毎年100ほどなりますので、リストアップしてある希望者に貰ってもらいます。中には農薬のない皮がほしいと言い、マーマレードを作る人もあります。
しかし、柚子ほど人気はありません。柚子も50ほどなり、配りましたが、柚子を断る人はありません。
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砂糖をつける贅沢 (pfaelzerwein)
2007-01-16 14:19:39
マーマレードも美味いでしょうね。良く考えると昔は、砂糖をつけれる事自体が贅沢と云うか楽しみであった訳で、今昔の感があります。これは、同時に天然の良質の砂糖はやはり今でも贅沢品なのでしょうが、そうした消費生活からは、我々先進国の人間は知らぬうちに遠ざかってしまっているのです。私なども砂糖を手にする事は料理以外では殆どありません。
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