Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

葡萄の園の観天望気

2008-10-16 | 
野外でなにかをしようと思うと、天気が気になる。我々の都合は、お遊びだから、少々一日の計画に左右するだけで殆ど罪がない。それでも、気になるから、ネットの天気予報を頭において、気圧配置を想像しながら、オンタイムに近いサテライト写真や雨レーダーの写真を観察する。

しかし、農業関係者となると、誇張すれば死活問題であり、我々以上にハイテク情報を駆使しているのだろう。中長期の情報のみならず局地的でオンタイムの情報を持っているに違いない。だから彼らの動きも観天望気の参考になる。

先日から残されていた農協の葡萄が気になっていたのだが、驚いたことに収穫車がかなりの速度で上下している。

驚いたのは、てっきり手摘みと思っていた、あの白黴が生えたあの葡萄がなんと十把一絡げに機械で収穫されるて総て一緒くた絞られるのである。あの葡萄はセレクションで特別に選定されると思っていたのだが、やはり農協のワインはその程度だろう。

結構上手く結実していると思ったのだが、黴臭さがあれば脱臭され、甘みが強調されてつまらないワインになるのであろう。

こうした大きな大衆市場と高級市場は別けられて棲み別けされているのだが、目の前で見せられると少々情ない。二週間ほど前に点検の人と挨拶を交わしたのであるが、結局白黴が生えかけていたので、方針を変更したのかもしれない。事情はなんとも判らない。

大急ぎで動く収穫車の横には鳥があらぬほうから急いで飛んでくるかと思えば、暫らくすると遠くへの視界が失せて行く。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頭を腐らせない判断

2008-10-15 | 
このところ湿気勝ちの日が続いて、頭が重くなっている。床屋に出かける。先ずは、エルスターからモイスヘーレの辺りを散歩してから、店の前に車を停めようとすると、車が一杯で最後の一台のスペースしかない。

中に入ると全て床屋さんの方の男性客である。待つかどうか考えたが、ある程度の目処がついているので暫らく雑誌を読んで待つことにする。

フォーカス誌の主な内容は、バイエルン州のキリスト教社会同盟人事であり、ベルリンの国政に与える影響などを取り上げている。

二十分ほど待って座ると、何時ものようにローカルな景気の話やスキーシーズンの話やワイン女王戴冠の話となるが、葡萄の出来を少し説明した。

湿気で腐りが始まっているが、既に健康なところは摘み取っていて、まだ一週間ほどやってみるところも多く、尚且つ健康な葡萄が残っていることをである。

常連客に醸造所関係が多い中でなにかを語るのも少々気が引けるが、そこは素人の強みである。

さて、頭が出来上がり、機嫌よく「軽くなった」と言うと、「そりゃ、そうだろう」と相槌を打つので「頭を腐らせたくないからね」と店をあとにした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

味わい深い葡萄の樽

2008-10-14 | 試飲百景
フォン・バッサーマン・ヨルダン醸造所で日本へのワインを発注して来た。幾つかの興味深い話を代表から聞いた。

一つは、2007年度産から採用を取り止めたガラスキャップの話である。やはりトラブルが相継いだようだ。密閉度で固体差があったり、実際液漏れの事故などの苦情が相継いだようである。気圧や温度変化には、弱いと思ったがより複雑な原因があるようだ。

何れにせよ、これだけの大手醸造所が否定的な結論を出した以上、確かラインヘッセンにあるこの業者の先行きは怪しい。採用後五年ぐらいの経過を観察しての結果なので、致し方ない。

それに関連するが、グラスキャップを止めたことでスクリューキャップとなったワインの問題点を早速追求した。つまりコルク栓と違ってワインが呼吸しないと言う点で、あまり保たないのではないか、ワインが熟成しないのではないかという点である。

これに対しては、瓶の残りの部分の空気量で二三年の熟成には十分だと言う見解であった。同時にそれは、あの途轍もなく見事なウンゲホイヤーのシュペートレーゼが今やキャビネットクラスのスクリューキャップとなったことへの見解を質す必要が生じた。

結局、キャビネットクラスならば消費ワインであり五年も十年も寝かす必要がないとする見解であり、なるほどコルク栓などは必要ない。

そしてコルク栓自体がかなり頻繁に問題を起したようで、より高級なコルク栓を必要とするエルステスゲヴェックスと呼ばれるグランクリュワインを出す以上、嘗てのシュペートレーゼの意味が希薄になってきているのは事実であろう。

元来ウンゲホイヤーはスパイシーなワインの出来る土壌であり、各醸造所がその土壌からグランクリュワインを上手く作るのに苦心をしている中で、あっさりと「消費ワイン」にしてしまう企業戦略を採用したのはなんとも思い切りがよい。

それにしてもフォン・バッサーマンのウンゲホイヤー辛口のあの本当に状態の良いストラディヴァリウスの響きのような透明で清潔かつ粒の詰まった輝かしい充実感はリースリングヴァインならず世界のワインのトップクラスであった。もうあのようなシュペートレーゼが入手出来ないとすれば本当に寂しい。

勿論のこと自身の関心からライタープファードとキーセルベルクとグラインヒューベルを試飲する。最初のものは1808の樽で以前のものとは異なり土臭さよりも鉱物的なミネラル質へと変化して、二つ目の0608の樽は春に日本へ持ち込んだものとは殆ど変わらないが未だに若々しさもありながらそこに足が生えたような堂々さが加わって第一級のリースリングと成長している。またグラインヒューベルの味わいは、雑食砂岩とはいえラインガウのそれに匹敵する砂地に密度の高いエレガントさを備えている。春にはあった甘みが既に複雑な様相を呈しているのに感動させられる。

そのような按配で、自己取材した収穫の状況と、代表の商品コンセプトの話を合わせて見るとなるほど想像していた通り、これだけ規模が大きい醸造所ではかなり高度な判断がなされているのである。

こうして、東京ドイツ大使館を通して宮内庁に商品が運ばれ、世界の好事家の顧客の手へと引き渡される。

既に殆どの葡萄は摘み取られ、エルステス・ゲヴェックスなどが醸造されている。そして、来週まで上手く葡萄が貴腐に包まれてきたならば更にトロッケンベーレンアウスレーゼなどの果汁が絞られることになる。

既に売り切れた天然酵母醸造の「アウフ・デア・マウワー」は、ヴァインヴェルトと言う雑誌で「2008年のリースリング」に推挙されたが、「あまり感動しなかった」と言うと「ああしたコンペティションの主観とお客さんのそれが一致する訳ではないが、まあ、こうして売り切れて呉れることは我々にとっては嬉しいことだ」と。

結局、そのワインと並置されていたフォルストの様々な地所からの「プローブス」を試飲して、これはまたキルヘンシュテュックなどのグランクリュワインとは別に収穫した葡萄を上手く使っているなと再確認するのであった。熟成さえ上手く行けば、こうしたキュヴェーもなかなか味わい深い。
参照:
湿っぽい紅葉狩りの週末 [ ワイン ] / 2008-10-13
リスク管理の平衡感覚 [ 暦 ] / 2008-10-10
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湿っぽい紅葉狩りの週末

2008-10-13 | ワイン
週末は晴天と暖かい日差しが予報されていた。しかし現実には二日とも霧の中の週末となった。朝早くは小雨が降ったかのように地面は濡れた。

晴天を期待して出かけようと思っていたのだが、岩場は濡れている様子なので諦めた。しかし、午後も霧勝ちの中多くの人が最後の日曜の葡萄の紅葉狩りに押し寄せたようだ。

フランクフルトやハイデルベルクの車がそこいらに停めてあった。折角土曜日に牛ステーキとサンテミリオンのワインを愉しんで力をつけたのだが、無駄となった。

1998年産のサンテミリオンは、酸が強いが流石にシェリー種のような熟成が始まっていて、尚且つ新鮮さがあるのが面白い。決して偉大なワインではないのだが、まだまだ今後とも楽しめそうで、酸の強さと果実風味が素晴らしい。もう少しアルコールが13度ぐらいに強ければ最高級サンテミリオンとなるワインである。

瓶詰め前の行程で偶々屋敷の裏の作業場で飲ませて貰った経験もあり、大変許容力のあるボルドーである。

さて葡萄の方は、殆どのリースリングは摘み取られていて、残るは一部のグランクリュ地所のワインのそれも貴腐を期待されている葡萄だけである。ビュルックリン・ヴォルフの最高級の地所の葡萄が黴を恐れてか摘み取られていて驚いた反面、フォン・ブールのキルヘンシュトックやフォン・バッサーマンのペッヒシュタインなどがまだ黄ばんではいるが新鮮な葡萄をた揺らせていた。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝えられた十一日の急死

2008-10-12 | 生活
十月十一日に急死が伝えられたのは、ロスアンジェルスの三浦さんだけではない。

オーストリアの現政権構想に大きな影響力を備えていたイェルク・ハイダー博士が死去した。未明一時、ケルンテンの母親の誕生日会の自宅への帰り道、自ら運転する公用車フルクスヴァーゲン「ファエトン」は、追い抜きに失敗して全壊して死亡が確認された。

先の選挙では顔のない保守政党、社会主義政党の凋落傾向の間隙を縫って、自らの政党「オーストリア未来連合」を支持率倍増の10.7パーセントと躍進させた政界の顔である。

写真などをみると、嘗ての挑発的な雰囲気よりも、広く国民の声を集める老眼鏡をかけるポピュリストとして円熟ムードを醸し出していた。

享年満58歳とまだこれからの政治活動が注目されていた。慣れた集まりから慣れた帰宅の道すがらのそれも十五年前に同じような事故を起こした場所での事故であり、あり得るだろうアルコールが少々入った、まさに気力も充実したケルンテン知事として絶頂期の自己過信がもたらした事故とも想像される。



参照:
黴の生えた高い民意 [ 歴史・時事 ] / 2005-04-05
更に振り返って見ると [ 歴史・時事 ] / 2005-10-09
経済成長神話の要塞 [ 文化一般 ] / 2005-10-13
朝だか夜だか判らない [ 音 ] / 2006-01-02
民族差別と同化 [ 文化一般 ] / 2006-09-05
フリーセックスのモナーキ [ マスメディア批評 ] / 2006-11-15
自由民主主義への忠誠 [ マスメディア批評 ] / 2008-03-14
日本の民主主義を退行させた“小泉劇場&民放TV(マスゴミ)”の妖し (toxandoria の日記)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真面目なスパムメール

2008-10-11 | SNS・BLOG研究
久々に真面目なスパムメールを受け取った。通常ならダウンロードする前に消去してしまうのだが、書き方からして本格的だから敢えて中身を見た。

予想通り、アタッチメントにおかしなデータが含まれていて、本文だけを速やかにコピーして消去した。

アドレスをみる以前に、見出しの「Security Update for OS Microsoft Windows」
自体が逆にスパムと分かるのだが、やはり引っかかる人はいるだろう。

Dear Microsoft Customer,

Please notice that Microsoft company has recently issued a Security Update for OS Microsoft Windows. The update applies to the following OS versions: Microsoft Windows 98, Microsoft Windows 2000, Microsoft Windows Millenium, Microsoft Windows XP, Microsoft Windows Vista.

Please notice, that present update applies to high-priority updates category. In order to help protect your computer against security threats and performance problems, we strongly recommend you to install this update.

Since public distribution of this Update through the official website http://www.microsoft.com would have result in efficient creation of a malicious software, we made a decision to issue an experimental private version of an update for all Microsoft Windows OS users.

As your computer is set to receive notifications when new updates are available, you have received this notice.

In order to start the update, please follow the step-by-step instruction:
1. Run the file, that you have received along with this message.
2. Carefully follow all the instructions you see on the screen.

If nothing changes after you have run the file, probably in the settings of your OS you have an indication to run all the updates at a background routine. In that case, at this point the upgrade of your OS will be finished.

We apologize for any inconvenience this back order may be causing you.


Thank you,

Steve Lipner
Director of Security Assurance
Microsoft Corp.


-----BEGIN PGP SIGNATURE-----
Version: PGP 7.1

5G0K32Q8TNDU52WC3TIUYS953MASSB2EC69PVBS28GLKV3MMWCOGIDDI19DNDRGV0
JUO0041537QNF8L0TLUMF20HHT8K4D6HZ0FWYV3T2XF8P5WZ51RA58FPTBOQSPW5C
UC26LZ3WT70PCYEBL2ZJIYWT34D33EV9D2Q6ZJ1FIPRA0QPLWZH576OXT73CC60A5
3PMWQAC3INOET2AMO98U9MSHXAZUZS3H34VILGCRL3YER7IO0X0NP2MXDQ53ZYS5T
UIYWT34FTX2J338GE0VR91LP42MJCYJVZHO==
-----END PGP SIGNATURE-----

話は異なるが、-nifty.comでは以下のような表示が出て、「おまじない」を使っても、再び海外からはコメント出来なくなった。

コメントの検証、スパム・コメント防止のために、以下の画像の文字を入力してください。この防止機能は、スパムがおきやすい条件を、自動的に判断して表示しています。

逆にコメント保留している場合は検証が出ないので以前のようにコメントが出来ている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TV大衆をカモにする胴元

2008-10-11 | マスメディア批評
ドイツェバンクに振込依頼と五十ユーロほど下ろしに行った。狭い店内は何時もと異なり、待合で座っているものやカウンターに並んでいるものが多かった。

どうやら昨晩からその手のTVプログラムが多く、最もパニックに陥り易い層が動き出した様である。

カウンターに並ぶ者は現金を引き出してしまうつもりなのだろうが、一体何処へそれを持って行くのだろう。何時もと一寸違う人種も混じっているところを見ると、地方自治の貯蓄銀行なのだろう。

待ち合いにいた親仁さんなども、銀行に騙されるようにして虎の子で不動産の債権やファンド類を買わされていたに違いない。謂わば客が損をするから胴元は儲かるのである。

そうした証券類が危なくなってきたので相談に来ているのだろうか?何れにしても、顔付きは皆青ざめているが、私のように大声でがなり立てるものはいなかったから、逆に真剣な空気が流れていた。

もともと大銀行などはヤクザ商売と思って、先方が薦める商品と反対方向に舵を取っていかなければいいカモになるなるだけなのでが、ああして少なくない人達が銀行を信用してカモになっているのが面白い。

メルケル首相が、なんら法的な根拠もなく個人の所得の保障などと好い加減な言葉を大衆に向って発したばかりに、本当にパニックに陥った人種も少なくないようだ。やはり共産圏出身の女性では宰相は勤まらない。そもそも、TVを見て云々している人達が、おかしな商品に手を出すのが間違いであり、金融商品などはそうした大衆がいるからこそいい商売になっているのは間違いない。

とは言いながら、今証券を買い集めれば、短い期間で五割、一年間で倍増することが十分に予想されていても資金に余裕がないのもごく一般大衆に違いない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リスク管理の平衡感覚

2008-10-10 | 
握力などが戻ってきたので、今度は体重のことが気になり出した。体重のことを指摘した仲間が昨日も、「どう?」と聞くので「食べ過ぎ飲み過ぎだ」と答えた。

実際、胸周りだけでなく胴廻りも膨らみ気味である。「何処の筋肉を強化しているのだ?」と指摘され、「それも大切だ」と強調しておいた。

握力の回復は、岩登りにおいても小さな手掛かりに手を添えるだけでも十分に力が入るようになって、徐々に十代の全盛期に近い技術レヴェルに到達しようとしている。

昨日は蒸し暑く心配になって、筋肉を解しがてら、葡萄を観察しに行くと、大きな醸造所の大きな区画は既に収穫を終えていた。

本日は、フォンブールのイエーズイテンガルテンも収穫中であった。この醸造所のグランクリュ地所の特徴は、あまり収穫量を落としていないことに尽きる様で、計算上は摘み残しを含めて帳尻を合わしているのだろうか。いずれにしても実りが良くて惚れ惚れする葡萄が撓んでいる。

ウンゲホイヤーなども大手は既に大分収穫が済んでいて、何段階にも分けて収穫醸造しながら出荷量を維持していくことが出来るのだろう。その点では大手の農協も収穫が早く、逆に特選品の区画だけ黴だらけにしながら濃くの強いものを目指して選択して手摘みで収穫するのだろう。

品質は、そうした濃くだけでは決まらないのは当然で、一部白黴らしきものが生えた葡萄は廃棄されなければいけないのだ。

お気に入りのフォンブールのヘアゴットザッカーも既に収穫済みであった。来年はもっと酸がたっているだろうか。

その辺りのリスク管理の違いが背後の経済的状況によっても異なり、最終的には味の違いとなって出てくるところが面白い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懐かしい米国人の名前

2008-10-09 | 生活
南部陽一郎はとても懐かしい名前である。ノーベル賞候補となりながら取れない人の代表として、日本では特に有名であった。

特に我家では、先代や秀才陽一郎の話はなんども話題となったので、ある種の感慨がある。親戚をみても本格的な物理屋さんそれも通常の研究者級の数人しかいないが、永遠のノーベル賞候補者であった南部家は祖父などの教え子や患者さんであったりして比較的身近な存在であっただけに、そこから理論や実験の物理またノーベル賞の歴史や本質などが決まって議論となるのであった。

勿論そこでの私の立場は、ノーベル賞に値しないのではないかとするものであった。ノーベル賞のHPはまだ見ていないが、新聞を見るとこの米国人の二分の一受賞を上手に紹介している。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

We do not sell wine.....

2008-10-08 | マスメディア批評
ドイツで「無名」の醸造所が日本や米国で超有名である話がFAZ経済欄を飾っている。所謂隙間産業の商品を扱っている。そこに挙がるモーゼル・ザールの醸造所エゴンミュラーとJJプリュムとローゼンは、彼らの甘口ワインを殆どそれらの相手国に売ることで有名になっていることが書かれている。

もちろん、ワインの情報に全く関心ない人や普通のたとえワイン処のドイツ人にとってはそれらの醸造所の名前は未知であり、なにもそれらだけではなくここで扱うような醸造所の名前も近所に住んでいるかそれともワイン関係の人でなければあまり馴染みがない。

しかし、無名というのは流石に挑発的な書きかたである。業界関係者においても、彼らの2007年産のそれを試飲する機会を得て思いがけず良かったと出合いを喜ぶ人があるぐらいで、決して無名ではない。

それにしても、新聞紙上でこうした隙間産業の小さな市場で奮闘するエゴン・ミュラー氏が紹介され、「隙間市場だけでも十分だ」とする見解が述べられている。そのためにオーナーは、夏場に自宅にてワイン地所を監視して、冬場になると早速「よいワインが市場に溢れている世界中」をセールスに歩くらしい。そうして、絶えず新興マーケットである中国などの主に「甘い食事をする文化圏」の顧客を惹きつけてしまうようだ。

「甘くてねちゃねちゃする」として80年代から国内市場では嫌われ始めた甘口ワインもこうして台湾や中国などの極東市場を開拓して、十年前からリースリング専門となったこのザールの名門醸造所のワインは、その生産量の95%が輸出される。だからドイツ国内では殆ど例をみない「We do not sell wine at the estate!」と自家売りをしないといっても、その意味は殆どないに等しい。

さらに、86%を輸出に頼るローゼン醸造所の川岸の家の写真が添えられて、そのオーナーの特異な人間性も具に観察されて伝えられていて面白い。嘗ては裁判官を目指したと言う氏は、世界行脚は変わらぬものの自らの地所に出て葡萄の手入れや摘み取りをすると言う。オーストリアから甘口ワインを拵えるためにバルクで売られた不凍液の混じったワインで大打撃を受けたドイツワインを熱心に海外でセールスする。妻帯後も同棲している信頼すべき醸造親方に全てを任せる。

また、J-J-プリュムの長女が米国で経験まで積んだ法律家ながら、その家族の歴史を継いで、若い女性当主としてPRに奔っていることをしてその母親が「家族の伝説」として記事が結ばれているのを読んで、「ああ、あの奥さんや家族の雰囲気が出ているわい」とこちらはほくそ笑むのである。

ローゼン氏に言わせると「諸悪の根源であるリーブフラウミルヒ」の生産地のラインヘッセンで、辛口を得意とするヴィットマン醸造所は、出荷量の30%に当たる十五万本を年間輸出しているのに対して、そこでも70%が輸出に廻されていると言うから我々が少々立派なワインをお土産に購入しても大した経済的な意味は持たないようだ。


写真:ウンゲホイヤーに捨てられた絞り粕



参照:
Es gibt zu viel guten Wein auf der Welt von Lena Bopp, FAZ vom 4.10.08
1997年の辛口リースリング [ ワイン ] / 2004-11-11
香りの文化・味の文化 [ ワイン ] / 2008-06-07
ワイン三昧 第五話 [ ワイン ] / 2006-11-04
継続的に体で覚えるもの [ 生活 ] / 2008-08-28
指定されたラインの名物 [ ワイン ] / 2007-07-04
つい魔がさす人生哲学 [ 文学・思想 ] / 2007-10-20
ユネスコ文化の土壌 [ アウトドーア・環境 ] / 2008-06-03
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目の鱗を落とす下手褒め

2008-10-07 | マスメディア批評
先日のエリオット・ガーディナーのブラームスプロジェクトに関して面白い評が載っているので紹介しておこう。ヴォルフガンク・ザントナーがFAZの文化欄に書いている。

「ラッソーやガブリエリの多声に、ブラームスにおいても、声楽と器楽との同等な完成されたメロースの表出として囚われるならば、この二日に渡って演奏された二つの交響曲の 高 声 部 をしか評価できないだろう。

そうではなくて、ガーディナーと一部古い躾に育った管弦楽が、各声部に熱中して自信を持ってノンヴィブラートで弾くとき、その渋い音響にホ短調第四交響曲の冒頭楽章の素晴らしい 長 三 度 の 和 音 が 全 て の 声 部 に導かれて聞き取れるとき、初めてブラームスの歌の支配が示されるのである」

このように肯定的に捉えられた批評は、「シェーンベルク、カーゲル、マゼールのまたガーディナーの指すブラームス像が二夜に渡って職人技術的なまた完璧なイントネーションと合奏力に楽曲構造の正しい明示によってこそ初めて、その実践にて- まるで目の鱗を落とすように - それを実証することが出来た」と、少なくともドイツ語圏では音楽会批評としてはありえない世にも珍しい下手褒めの文章となっている。

それはまるで、「天使のような管弦楽が装飾をもってガーディナーの強調で、シュッツやガブリエリの合唱曲が、シューベルトの曲でのように感動を与えないなど考えられない」と、「バロックをただ即物的に古楽で再現したのではなく感情的な内容を盛り込んで息吹きを吹きこんだ音楽家ガーディナー」の実践を、それは丁度作曲家故カーゲルが「ちゃらけた形でブラームス解釈」をしたような修辞法を採ってここに描いている。

そして見出しを見れば、「継続性の実際 ― 誰もバリケードには落ち着かない。アルテオパーにて、まるでお手本のように、ジョン・エリオット・ガーディナーは、ブラームスを合唱と管弦楽をもって演じる」とあり、少々嬉しくも愉快でもある。

それにしても、平土間の記者席に居たにせよ、当日午後までも盛んに余り券の事がラジオで放送されていたので、その入りの悪さを知らなかったことはないだろうが、それはなにもわざわざ批評にて音楽家に教えてやる必要もない訳であるが、ただ当日会場に居なかった新聞を読む音楽ファンにはあまりにも不親切で、ジャーナリズムとして問題ある記事である。しかし、その内容は、まさにブラームスがバッハをモダーンに思い、四楽章「パッサカリア」をモダーンとした面白さがこの記事から読み取れる。

「もし直接バッハやモーツァルトに戻っていたなら、ブラームスは今頃パイオニアになっていただろう。しかし、彼は遺産で生き、自らもそれを為し得たのだった」(ブラームス、進歩主義者 - アーノルト・シェーンベルク 1933/47)


写真:来年に備え既に切り落とされた、湿気のために白黴の生えた葡萄(十月二日撮影)



参照:
Das Faktum der Kontinuität von Wolfgang Sandner, FAZ vom 4.10.2008
個性が塗り潰された音響 [ 音 ] / 2008-10-03
EROICA IN THE SHELL (庭は夏の日ざかり)
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未だ健在なお隣の地所

2008-10-06 | 試飲百景
実は今回のホッホハイム詣では遠慮しようと思っていたヴェルナー醸造所にも立ち寄った。

主な理由は、あり余る時間が出来たのと、エルトヴィレで二件とも用を無さなくて、尚且つもう少し買えるかと思っていたクュンストラー醸造所の規模があまりに小さかったことにも原因がある。

要するに体の疲れを抱えながら燃料代と時間をかけながら、十分な収穫が得られていなかったのである。そしてなによりも、キュンストラー醸造所は醸造技術などでは恐らく一流の域に達していて、あまりにも美しくない排気ガスや汚染物質の危惧のあるこのただ唯一現存する歴史的なマインのワイン栽培地域にて、清潔で純度の高いワインを醸造しているのは確認出来た。その反面、ホッホハイムのリースリングの素晴らしさを余すことなく紹介しているかというと大変疑問に思われた。

やはりなんと言っても地所ドムデヒァナイで高名なヴァルナー醸造所のそれには到底及ばない。ヴェルナーの門を出て帰りがけに、何処やらの親仁達が、

「まだ、ここはヴェルナーかい?」と失礼な事を宣ので、

「そうよ、あんたがた試飲しないのかい?」

「まだ、キュンストラーとは違うのか」と更に言うので、

「いいワインだから、試飲していきなさい」と、「あんたここの人」と言われるほどに叱っておいた。

なるほど、庭弄りや世話をする親仁達もお疲れ様の時間が来たら、ヴェルナーの門を出てキュンストラーの中庭へと道具を片付けに帰って行く。

しかし、初めて試飲した「グランクリュ」ドムデハァナイは、十五年ほど前のそのシュペートレーゼを髣髴させてくれた。

なるほど2006年産は既に熟成香が出てきていたが、ご主人に明言しておいた。

「2007年産は、まだまだ一年ほどでは微動だにしませんよ」

「そうかな」

「エルストエスゲヴェックスはどれぐらいやってます?」

「十年ぐらいかな。飲むのに二年ぐらい置いて更に長持ちするのがリースリングだからね」と、

ご主人は2003年産の奉仕品のホッホハイマー・シュタインを奨める。

「暑い夏の割に、酸は十分に効いてますね」

グーツヴァインである州の金賞を取ったものは石灰分も十分な様で、最初の口当たりはピノブランのように重みがあって苦手であるが、二口三口飲んでいくととてもリースリングらしい風味が湧き上がって最後にはパパーミント系の味が出てくるのである。

キュンストラーの辛口リースリングが最初から香り高いのと比べて、如何にもスロースタターであるが、食事にはこれがとてもよい。それと引き換えキュンストラーのものは、基本的にはミュラーカトワールの6ユーロのグーツワインと同じ傾向の商品であるが、リースリング以外のマスカットのようなおかしな香りを燻らせる。そして時間が経つと、ミッテルラインのような臭みが出てくるのである。しかし流石にこれらのワインは双方ともアルコール度12.5パーセントと高く、バランスが翌日にも大崩れしないのは高級ワイン協会VDPの面目躍如であろう。

この二つの価格差が丁度一ユーロであり、後者の価格ならばフォン・ブール醸造所のヘアゴットザッカーより僅か20セント安いだけなのである。それならば到底競争出来ない。しかし、前者の7ユーロ50は、買い付けた葡萄で作ったブール・リースリングの価格であるからして、ヴァルナー醸造所に間違いなく軍配が上がる。

なるほど清潔感のあるワインの平均値では、キュンストラー醸造所の方が上であるが、特別素晴らしいグランクリュ・リースリングやお徳なリースリングではヴェルナー醸造所はまだまだ健在である。

「ほら、六本入りで持って帰ると都合が良いからさ」

「いや、グランクリュ六本は厳しいな。安いのを混ぜますよ」
参照:複雑な香辛料の味覚 [ 試飲百景 ] / 2006-02-25
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不都合な交通システム

2008-10-05 | 生活
リュッセルスハイムのオペル工場を臨むホッホハイムで有名なキュンストラー醸造所に向った。

実は昼飯時にフランクフルトでの約束があったので、その前に飲み残していた2007年産のバイケンをもう一度確かめに行こうと思って計画していた。それが昼の約束が流れそしてお目当てのバイケンも売り切れていたので、脳裏にあったここへと再びヴィースバーデン方向へと踵を返した。

想定外であわてている時は何もかも上手くいかないもので、記憶にある醸造所を探すのに一時間ほど経って仕舞い、お昼時には昼食に再びエルトヴィレに戻った。

そこでも結局見て廻った挙句、お馴染みの黄色い館レストランへと駆け込んだ。表には十月一日から冬営業体制で昼は開いていないとなっていたのだが、更に暖かさ故に二週間夏営業を伸ばしていると言う。

ジャガイモの長いコロッケの乗ったサラダを食して、何時もは素通りしている州立の醸造所へと向う。中は引越しのあとのようにがらんどうとしているのだが、事務机では八人ほどが働いていた。

聞くと既に新しい体制になって、そこでは試飲が出来なくなっていた。結局、そこで試飲することは一度もなかった。エアバッハ修道所のそれは良く知っているので今回は諦めて、再び15キロメートルほど離れたホッホハイムへと再び戻る。

今度は、比較的町の入口付近で適当な人を探す。既に郵便配達人を含めて五人ほどに聞いたのだが誰も判らなかった。こちらもやっと名前のフリッツだかなんだかを思い出した。

子供連れの親仁は、偶然にもそれを知っていて親切に教えてくれた。なんと建物を何度も見ていても記憶が繋がらなかったのである。何時も通っているヴェルナー醸造所のお向かいであった。

町の旧市街の一方通行が、町の入口にあるに係わらずヴェルナー醸造所もなんども車を走らせたのだが、「ここは違うと、態と知らぬ振りをしてすっと通ってしまう」ので、それよりも容易に見つかる筈のこの醸造所に辿り着くまで、車で一時間以上走ったことになる。

なんと不都合な交通システムであろう。


時々空砲を自動発射する鳥脅しの騒音案山子の写真



参照:
F・芸術家と名乗る醸造所 [ 試飲百景 ] / 2008-10-04
ドイツ旅行記2007年4月(第1日目:4月26日)
今回の一発目は (DTDな日々)
朝から試飲会 (新・緑家のリースリング日記)
病後のMOMOのお楽しみ in 大阪 (MOMOの台所)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

F・芸術家と名乗る醸造所

2008-10-04 | 試飲百景
フランツ・キュンストラー醸造所は、その品質からヴィクトリア女王の「ホック」を復活させるほどの人気で、高く評価されている。

ここのワインに関しては殆ど記憶がないのであるが、ホッホハイムの地所とは長い付き合いである。だから、地所ドムデヒャナイを中心にキルヘンシュテュック、ヘレなどに関しては自己のイメージが定着している。

先ずは、

「どの辺りを飲まれますか」と聞かれるので、

「辛口リースリングのキャビネットクラスあたり」という事で、

奥さんが奨めるのは春に印刷のリストには載っていない普通の辛口リースリングである。

モスト段階にてキュヴェーにて最高の地所から集めた混ぜ合わせということで、大変上手に作っている。初夏には瓶詰めされていたようだが、その沸きあがる香りは当方がホッホハイムのリースリングに期待するそのものである。

価格の8ユーロ50からして、グーツヴァインかと思えば、リッター瓶がそれに当たるということだ。しかしその価格7ユーロ60はがぶ飲みするには高価過ぎるので試さない。

さて、二つ目に奨められたのはへルンベルクで、これは独特の香りがあって、三つ目のヘレほどではないが個性は強い。

「なんですか、お宅は二種類の栓を使ってますが、片方は空気が入らない片方は入るで、熟成が違うんでしょうな」

「そうでしょうかね」と奥様。

「キルヘンシュトックなんかは馴染んでいるのだけど、この地所はどのへんですか?」

「東の端の方です」

「斜面の上?僕はヘレなど下のは重いから上の方が良いんですね、なんか、ミネラルの変な味がするね、あまり、ホッホハイマーリースリングのイメージと違いますね」

更にシュティールヴェークと呼ばれる古い葡萄のものを試す。

「西の町に入りがけの場所です、これはキュンストラーの好みのリースリングなんですよ」

「うん、ミネラルが、うん、なるほど」

このあたりになると独特の土壌からであろう強い香りにある種の重さを感じるようになって頂けない。

土壌キルヘンシュトックのものはキャビネットもシュペートレーゼも既に売り切れているので、エルステスゲヴェックスを試す。

これは、流石に酸は丸いものの中々優れている。やはり、ここの醸造所ではキルヘンシュテュックが良いのだろう。

ドムデヒャナイなど、その名声と共にホッホハイムの地所を買い漁って来ている醸造所であるが、一方ではそれほど肥大化していないでこじんまりとした家庭的な印象は思いのほか良い。

本格的に評価するためには、春に再びやってくる必要を感じて、ホッホハイムにだけ吹き上げるマイン河からの強風の中をそこをあとにする。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

個性が塗り潰された音響

2008-10-03 | 
アルテオパーでの演奏会は散々であった。兎に角入りが悪い。二階席は二割も埋まっていない。一階席は見ていないが四割に達していただろうか?

張本人はプログラムを作ったエリオット・ガーディナー卿である。ベートーベンのコリオラン序曲で始まりブラームスの交響曲で終わるなかに、それに合わせたルネッサンスからバロックの合唱曲とブラームスのそれを挟むものである。

手兵の合唱団と管弦楽団を引き連れての演奏会ならば、双方をもっと上手く使いたい。アンコールで合唱曲が聞かれたかどうかは判らないが主催者泣かせの芸術家先生である。もし経済的な負担が出たとするならば、今後は我々の会での登場はご遠慮願いたい。

さて合唱団を使った休憩前の六曲はそれなりに面白かった。バッハの一曲はブラームスのパッサカリア主題としての意味合いがあったのかも知れないが、それ以上に復古主義者ラッソーや取り巻き陣や弟子としてジョバンニ・ガブリエリやヨハネス・エッカルト、ハインリッヒ・シュッツを演奏したのは良かった。

当然の事ながらこの団体が、これらの曲をどのように演奏するかはバロック音楽レパートリーで馴染んでいる者にとっては分かっており、その機能和声を強く押し出す調性感はその指揮者の独特のアーティキュレーション感覚と共にお馴染みのものである。

予想通りブラームスの良く言えば緻密な和声は、これまたラッソーの殆ど宗教裁判官のようなドグマに塗りつぶされたようなそれを思い起こさせた。全く違和感のない響きが鳴り響いたのであった。

フルトヴェングラー信者の英国人指揮者であるが、ブラームスを弦楽奏者を前に立たせて演奏させる昔式の演奏形態にて示したものは、何だったのか?少なくともこうした演奏形態では、鋭く自然倍音を響かして鳴り響く管楽器なども、高弦のレースに囲まれるような感じにバランスが取られる。劣悪な録音からさえ聞き取れるフルトヴェングラーの響きの鋭さと繊細さの表現主義的和声感はこの指揮者から求めようもない。

各々の楽器の表現力以上に全体としての響きが重視されて、管弦楽団という無個性な楽器となり果てる。想像されるロマンテックな響きこそは近代精神の行きつく個性が塗りつぶされた「響きの世界」である事を教えてくれる。それは丁度、ラッソーが活躍した復古主義の社会の響きのような「ドグマの響き」に近いものかもしれない。

さてこうした金の掛かるプログラム以前に、こうした団体のドイツ音楽実践がドイツ音楽の先進国ドイツにて受け入れられるかどうかは、当日の会場の入りが全てを語っているのではないだろうか。



参照:
目の鱗を落とす下手褒め [ マスメディア批評 ] / 2008-10-07
ガーディナーのブラームス1番 (ガーター亭別館)
ガーディナーがブラームスへ挑む (僕と仕事と仮テンポ/山尾敦史)
18世紀啓蒙主義受難曲 [ 音 ] / 2007-03-22
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする