寝床のシーツを替えた。夏の間のよれよれが余計に寒く感じたからで、厚さは変わらないがアイロン掛けしてあるものを使うとしゃきっととして暖かくなるかとも思ったからだ。それでも態々半袖半ズボンのパジャマで通した。そして翌日になって、室内でも半袖が寒くなって、長袖長ズボンに替えた。こんなに涼しい九月は知らない。
そこで世界最大のワイン祭りヴルストマルクトもお手上げのようだ。寒さに増して雨が降ると客足は遠のく。そこでスタンドをやっている人に聞くと可成り酷いようで、その準備の仕事量や投資に合わないことになりそうだ。
そしてそれよりも何よりも気になるのは天候が悪く雨勝ちなのでリースリングが弾けてしまわないかという心配で、パンパンになっていた果実は駄目になるかもしれない。
先日ナーヘで取って来たリースリングを開けた。五月に試飲会ではあまり気に入らなかったものである。珍しく売れ残っていたのでグローセスゲヴェックスの序に購入してきたのだ。デーノッフ醸造所のカーレンベルクである。それはバートクロイツナッハの地所で、クヴァルツとレームの土壌である。やはり飲んでみると辛口乍らレームのどろっとしたものが喉に残って残糖のように感じて気持ちよくない。クヴァルツでもロベルト・ヴァイル醸造所などのそれとは大分違う。良く言えばミネラルが良く抽出されている訳だが、バランスが今一つである。ミネラル味としては、苦いアーモンドのような味である。2016年産は出来が悪かったのかホェーレンプファートと称するロクスハイムの地所のもあったが、これはロートリーゲンスに近い地所なので余計に重くなって好まない。
この醸造所の本筋は、川の脇の斜面の傾斜地の葡萄からのリースリングだけで、その他のものは同じナーヘのシェ―ンレーバー醸造所のものからするとバランスが悪い。反対に甘口となると恐らくドイツの最高峰の一つではないかと思う。要するにそのミネラルの深さや強さに合うだけのバランスが辛口では充分に取れていないということになる。18ユーロ前後の価格ならば、フォルクセム醸造所のアルテレーベなどの方が遥かにお得で、レープホルツ醸造所やその他のリースリングとの勝負は難しい。
韓国での音楽会評をグーグル翻訳機の助けで読んだ。日刊紙などの常として専門的な音楽批評にはなっていないので、通常のジャーナリズムとしてその指揮者の風貌とか指揮姿が語られている。それでもそれなりに伝えられることはあって、そもそもの先行情報とかみ合わせて書かれている。二千人以上入る会場はほぼ満席だったようだ ― それでも入券の困難なドイツでは考えられないことなので、極東での情報の伝わり方という面でとても参考になる。そして少なくともミュンヘンでのトラムペットの事故などは無かったようで、管楽器も称賛されているので、大分更って本番の数を積んでいる成果は読み取れた。面白いと思ったのは、その指揮者の風貌について「玩具の兵隊のようだ」というのがあって、ああブリキのあれかなと思った。
キリル・ペトレンコの名前を最初に聞いたのは、2007年ごろのブログ「ドイツ音楽紀行」での紹介と推薦だったのだが、そこでは「海賊ゲームの吹っ飛ぶ首の親仁」が「上向きでも下向きでも同じ顔の騙し絵」という話しになっていたが、玩具の兵隊はなかなか今でも言えてると思うが、どうだろう。
10月初旬のアジアツアーからの凱旋コンサート訪問の予定が定まって来た。兎に角、当日スキーを預けに行く。ツアースキーのシールを固定するリングが外れたからで、春から問い合わせしていたのだが、持っていかないといけないのでコンサートの日程が定まってからも、引き取りの日程などが定まらなかったから決定は今になったのである。結局スキーのサーヴィスもして貰ってしばらく置いて貰うことになったので引き取りはシーズン前になる。この冬は指輪四部作の上演もあるので序を計画しながら平素以上にミュンヘンに通うことになりそうである。
そういったことで、しばらくお休みしていたが、週末ぐらいからまたお勉強をしなければいけないかと思う。凱旋コンサートは、日本で最初の本番として演奏される「子供の不思議な角笛」とブラームスの四番である。「不思議な子供の角笛」を最後に熱心に聞いたのはフィッシャーディースカウのピアノ伴奏盤以外ではバーンスタイン指揮、クラウス・テンシュテット指揮とかシノポリ指揮とかではないだろうか。要するに最近演奏されているのをあまり聞いたことが無い。
参照:
死亡事故20年で解消した疑問 2017-09-02 | 雑感
土産になる高品質甘口ワイン 2016-05-30 | 試飲百景
そこで世界最大のワイン祭りヴルストマルクトもお手上げのようだ。寒さに増して雨が降ると客足は遠のく。そこでスタンドをやっている人に聞くと可成り酷いようで、その準備の仕事量や投資に合わないことになりそうだ。
そしてそれよりも何よりも気になるのは天候が悪く雨勝ちなのでリースリングが弾けてしまわないかという心配で、パンパンになっていた果実は駄目になるかもしれない。
先日ナーヘで取って来たリースリングを開けた。五月に試飲会ではあまり気に入らなかったものである。珍しく売れ残っていたのでグローセスゲヴェックスの序に購入してきたのだ。デーノッフ醸造所のカーレンベルクである。それはバートクロイツナッハの地所で、クヴァルツとレームの土壌である。やはり飲んでみると辛口乍らレームのどろっとしたものが喉に残って残糖のように感じて気持ちよくない。クヴァルツでもロベルト・ヴァイル醸造所などのそれとは大分違う。良く言えばミネラルが良く抽出されている訳だが、バランスが今一つである。ミネラル味としては、苦いアーモンドのような味である。2016年産は出来が悪かったのかホェーレンプファートと称するロクスハイムの地所のもあったが、これはロートリーゲンスに近い地所なので余計に重くなって好まない。
この醸造所の本筋は、川の脇の斜面の傾斜地の葡萄からのリースリングだけで、その他のものは同じナーヘのシェ―ンレーバー醸造所のものからするとバランスが悪い。反対に甘口となると恐らくドイツの最高峰の一つではないかと思う。要するにそのミネラルの深さや強さに合うだけのバランスが辛口では充分に取れていないということになる。18ユーロ前後の価格ならば、フォルクセム醸造所のアルテレーベなどの方が遥かにお得で、レープホルツ醸造所やその他のリースリングとの勝負は難しい。
韓国での音楽会評をグーグル翻訳機の助けで読んだ。日刊紙などの常として専門的な音楽批評にはなっていないので、通常のジャーナリズムとしてその指揮者の風貌とか指揮姿が語られている。それでもそれなりに伝えられることはあって、そもそもの先行情報とかみ合わせて書かれている。二千人以上入る会場はほぼ満席だったようだ ― それでも入券の困難なドイツでは考えられないことなので、極東での情報の伝わり方という面でとても参考になる。そして少なくともミュンヘンでのトラムペットの事故などは無かったようで、管楽器も称賛されているので、大分更って本番の数を積んでいる成果は読み取れた。面白いと思ったのは、その指揮者の風貌について「玩具の兵隊のようだ」というのがあって、ああブリキのあれかなと思った。
キリル・ペトレンコの名前を最初に聞いたのは、2007年ごろのブログ「ドイツ音楽紀行」での紹介と推薦だったのだが、そこでは「海賊ゲームの吹っ飛ぶ首の親仁」が「上向きでも下向きでも同じ顔の騙し絵」という話しになっていたが、玩具の兵隊はなかなか今でも言えてると思うが、どうだろう。
10月初旬のアジアツアーからの凱旋コンサート訪問の予定が定まって来た。兎に角、当日スキーを預けに行く。ツアースキーのシールを固定するリングが外れたからで、春から問い合わせしていたのだが、持っていかないといけないのでコンサートの日程が定まってからも、引き取りの日程などが定まらなかったから決定は今になったのである。結局スキーのサーヴィスもして貰ってしばらく置いて貰うことになったので引き取りはシーズン前になる。この冬は指輪四部作の上演もあるので序を計画しながら平素以上にミュンヘンに通うことになりそうである。
そういったことで、しばらくお休みしていたが、週末ぐらいからまたお勉強をしなければいけないかと思う。凱旋コンサートは、日本で最初の本番として演奏される「子供の不思議な角笛」とブラームスの四番である。「不思議な子供の角笛」を最後に熱心に聞いたのはフィッシャーディースカウのピアノ伴奏盤以外ではバーンスタイン指揮、クラウス・テンシュテット指揮とかシノポリ指揮とかではないだろうか。要するに最近演奏されているのをあまり聞いたことが無い。
参照:
死亡事故20年で解消した疑問 2017-09-02 | 雑感
土産になる高品質甘口ワイン 2016-05-30 | 試飲百景