Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

外から見計らう市場

2017-09-07 | 雑感
テュイッターを見ていると、DACAの復活が話題になっていて、再びトラムプの政策が合衆国の分断を招いているようである。要するに違法移民の子供として育った合衆国市民の権利の問題である。トラムプ支持者を纏めてレーシストと十羽一絡げにするのは、先のシャルロッテンヴィレでの一件があるからでもあろう。それにしてもオバマ政権の救済策などを全て元に戻そうとする政策とその支持者が多いということは、トラムプに票を投じた人たち全てがオバマには票を投じてはいないと思わないので、いつの間にかそれら全てが不満に変わってしまったのだろうか?
Obama statement criticizes Trump's DACA decision


スイスから先ごろ亡くなったクラリネットの名人エドワルト・ブルンナーを偲ぶ会へのお知らせが入っていた。ハインツ・ホリガーも一曲吹くようだ。スイスは音楽の拠点も幾つかに分かれているが、その人脈などは外からは正直分かり難い。要するに邑なのだ。

ミュンヘンのオペラ座のアジアツアーが始まろうとしている。中国語や韓国語のネット情報を見ていると面白い。台湾と大韓民国を比較したことが無かったのだが、大体台湾の二倍が大韓民国ぐらいの感じのようである。それでも大管弦楽団演奏会は一度しかない。台湾出身の音楽家は殆んど知らないが、韓国出身は多彩である。

その代わりソウルでは、ゲーテインスティテュ―トが係っている室内楽演奏会が行われる。選り抜きメムバーで、ハイドンの弦楽四重奏、リヒャルト・シュトラウスのティル、モーツァルトのクラリネット五重奏曲が演奏される。何時も第三プルトで弾いている金さんも二曲目のリーダーのようだが、彼女がデュッセルドルフ生まれと知って興味深かった。もしや日本企業に関係していたのだろうか?

室内楽は相乗り企画のようで、BMWのスポンサーリングとは関係が無い。つまり、BMWは台北で二回公演をする価値をしっかり計算しているということだろう。少し考えればソウルなどではBMWが売れるわけがなく現代で充分で、自国産業のない台湾は期待できる市場なのだろう。地図で見る限り沖縄とは違って、車を走らせる場所もあるのだろうし、なんといっても経済がいい。少し無理してでもイスラエルぐらいでしか行っていないベートーヴェンプログラムをペトレンコが指揮して、レヴィットが弾くだけの市場があるのだ。90年代の日本にも似ている状態なのかもしれない。

劇場の台湾向き、韓国向きの宣伝ヴィデオをようやく見つけた。ピアノのレヴィットが国名を言い直させられているのが面白いが、映像の一部にマーラーの交響曲五番のフィナーレがあって、これは初物である。
Kirill Petrenko and Bayerisches Staatsorchester on tour in Taiwan

Kirill Petrenko and the Bayerisches Staatsorchester on tour in Korea


参照:
BAYERISCHES STAATSORCHESTER IN KOREA (GOETHE INSTITUT SOUL)
オープンVPN機能を試す 2017-08-19 | テクニック
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