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「不立文字(ふりゅうもんじ)」とは、
禅宗の基本的立場を示した言葉で、
「悟りは言葉によって書けるものではないから、
言葉や文字にとらわれてはいけない」という意味だそうです。(『大辞林』より)
このことは、自動車運転にも当てはまる話で、
教本や当ブログ(それはそれで有り難いのですけど)を読んだだけで、
「分かったつもり」・「できたつもり」にならないでください。
真の運転技能は、
自分でハンドルを握って体得しなければ身に付かないのですから。
もっとも、では「文字には意味が無いか」と言えば
そんなこともありません。
現に、曹洞宗の開祖・道元禅師にしたって、
文字を使って『正法眼蔵』を著しているわけですし。
ですから、教本などは、やはり読んでいただきたいと思います。
ただ、文字では伝えきれないことがある(多い)のも事実なので、
それだけにとらわれない、という姿勢が大事でしょう。
ついでに言うと、
教習課題として指導するべき項目の他にも、言葉にできない、
例えば、「安全運転がいかに大切であるか」とか「他の車や歩行者への心遣い」とか、
もっと踏み込んで言うなら「自動車を運転するにあたっての心構え」といったものを、
実際に車を動かしながら覚えてほしいのです。
この「言葉にできない事」こそが、
自動車運転教習の最大の目的のようにも思えます。
これについては、
「不立文字」に続く「教外別伝(きょうげべつでん)」という節に通じますね。
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