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左折する際には、
その手前30mまでに道路の左に寄せます。
しかし、せっかく寄ろうとしたのに、
交差点に近づくと、なぜか右に離れてしまう人がいますね。
いや、厳密に言うと、
一旦は寄せたはずなのです。
でも、その後で、右に離れていってしまうのですよね。
それは、こういうメカニズムです。
車を左に寄せるためには、
ハンドルは左に(「傾ける」程度に)取ります。
そうすると、
車体は左に向いて行き、左に寄せられるわけです。
そして、寄せが完了したら、
ハンドルを左に取ったままでは左の縁石にぶつかってしまいますから、
一旦ハンドルを右に取って、車体をまっすぐに向けることになります。
さて、ここからが大事なポイントですが、
車体がまっすぐになったら、ハンドルもまっすぐに直さなければならないのに、
ハンドルを右に傾けたままにしていると、
車が右に向かってしまう、というわけです。
言われてみればその通りなのですが、
言われてみないと、これに気づかない人も多いようです。
この「ハンドルを直す」というのを意識すれば、
右に離れてしまう症状はほとんど改善されるんじゃないでしょうか。
もっとも、こんな理屈で考えるよりも、
寄せた先の遠くを見てアクセルを踏む(「前見て加速!」)と、
車は自然にそちらに向かって進んで行ってくれますよ。
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