
「片手ハンドル」とは、
左手でスマホをいじりながら運転すること…ではなくて、
ハンドルを回す際に、両手を使わずに片手だけを使う操舵方法です。
これが「ラク」なのか「かっこいい」のか、
そうしているドライバーを見掛けることがありますが、
運転免許を取ろうとしている皆さんは、
こういう癖は付けないでくださいね。
片手ハンドルは、ラクでしょうか?
背もたれをリクライニングさせてハンドルのてっぺんを片手で持っている様子は、
確かに、ラクそうに見えるかも知れません。
でも、その姿勢だと、常に上体を捻っているわけですし、
ハンドルを回すたびに上体を起こさなければならなくなるので、
長時間運転していると、間違いなく疲れますよ。
それと、「かっこいい」でしょうか?
人によって感じ方が異なるところでしょうが、
もし、「お行儀よい = 格好わるい」と思っているなら、
そんな“中二病”は、もう卒業してください。
その他、片手ハンドルのメリットとされている諸点についても、
以下のとおり、実はメリットではありません。
(1) 速く回せる
やってみれば分かりますが、両腕を交差させて持ち替えた方が速く回るはずです。
(2) バックしながらハンドルを回せる
少なくとも免許の試験においては、
バックのハンドルは「まっすぐ」か「全部回す」かで対処できます。
「バックしながらハンドルを回す」こと自体、必要ありません。
(3) MT(マニュアル)車では、ハンドルを回しながらシフトチェンジができる
右手(ハンドル)と左手(シフトレバー)に別々の動きをさせるのって、
熟練者でも難しいですよ。
一方、片手ハンドルのデメリットと言うと…
(1) 力が入りにくい(ハンドルが重たい車や非力なドライバーには不向き)
(2) 「道に合わせながら回す」のが難しいので回し過ぎてしまいがち
(3) 手が滑りやすい
(4) 試験の採点において「手放し」と見られる可能性がある
このように、
片手ハンドルはデメリットばかりでメリットがありません。
変な癖を付けないよう、また、変な癖は直すよう、意識しましょう。
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