若い時は、物事に打ち込んでたもんだ、と思った。
近年になってから打ち込んだものと言えば、運転免許の取得だった。
何かに打ち込んでいた時のことを考えると、とても充実していたと感じた。
でも、本当にそうだったのかな?
最近、放送大学の宿題をやり終えるのにものすごく苦労してしまった。
それはもうめちゃくちゃで、結局時間ぎりぎりになって、
内容をよく確認もしないまま郵送。
こんなことでよいのか・・・。
でも、思い出したら、昔もそうだった。
いつもいつもぎりぎりまで遊んでて、最後になってあわてだして、
そして、中途半端のまま、苦し紛れに間に合わせる。
何も変わっちゃいない。
昔から、そんなふうに、きちんとしていない人間なんだ。
もう恥さらしだ。
いい結果なんか出るはずもない。
ちゃんと打ち込んでいるわけでもないんだ。
それでも、後になってみると、打ち込んでいたと感じることができるなんて、
人間の記憶とは、どれだけ都合よくできているんだろう。
昔は頑張ってたっていうのは、勘違いだ。
そして、今も頑張っていないんだ。
手ばかり抜いているんだ。
それでも、自分をやらなきゃ仕方がない環境に無理やり置けば、
多少なりとも、最低限の努力はしなければならなくなる。
昔も今も決して楽しくなんかなかったんだ。
苦しいだけだったんだね。