今日の夕飯は、賞味期限が切れた焼くだけのマルゲリータピザとパエリア。
賞味期限は2~3日くらい過ぎたからって大丈夫だ。でも、早くたべないといけなので、今夜食べることにした。
マルゲリータだけでは物足りないので、サラミソーセージとピーマンとチーズを追加した。
トマトが加わるといっそう味が引き立つが、例によって高いのでトマトはなしだ。
それで、夫はビールのつまみにピザを満足して食べていたようだ。
次に今夜のメインであるパエリアを出した。どちらかというと和食を食べたい気分だが、似たようなものの組み合わせになってしまった。何か別のおかずも作ろうかとは思ったのだが、面倒だし、もうこれでお腹がいっぱいになってしまうのでやめた。
パエリアを炊飯器から取り出して、お皿の上によそって夫の前に出した。
すると、夫はちょっと食べて、「なんだこれは?」という。
「パエリアだよ」というと、「まずいよ、こんなもん」とぬかした。
「えっ、だって前だって食べたでしょう。同じだよ。」
というと、
「違うよ、全然違う。」
「あっそう、じゃ、食べなきゃいいじゃん」
「ラー油でも載せて食べようかな」
(ラー油?パエリアにラー油なんて、バッカじゃない?)
「勝手にすれば」
その後、会話はなし。そそくさと食べて解散だ。
思うに、夫はもともと「炊きこみごはん」というものが好きではない。炊きこみおこわなら食べるが、もち米でない炊き込みご飯はダメだ。
以前、パエリアを作ったときには、フライパンで作ったのであるが、できあがったものを大きなお皿に全部出して、そして具をその上に載るように配置し、見た目を見栄えのよいものにしたのだった。
確かに今日のはメーカーもちょっと違うし、大きなエビやムール貝が入っていないのだが、味自体がそんなに違うはずはない。大きく違うのは盛り付けと見た目である。
今日のは、魚介の味の炊き込みご飯にしか見えなかったらしい。
それにしても、こっちが頑張って作ったものを「まずい」の一言で終わらせるとは、なんたる失礼なやつ。今後一切ご飯は作らないから、勝手に自分で作れ!
このあいだ、職場で飲み会をやったときに、男性たちが言っていたが、おいしいものをおいしいと言わなければならないし、普通の時とおいしい時の反応の仕方を変えるのが難しいとか言っていた。いつもおいしいと言っていると本当においしいのか普通なのかわからないし、かといって何も言わないと反応がないといって妻が怒るのだそうだ。
そして、「まずい」とか「こうしないほうがいい」とかいうと、もう作ってくれなくなるので、思ったことが言えないのだそうだ。
例えば、ある妻は、肉じゃがを電子レンジで作るが、ジャガイモにタレがしみないので、夫のほうは普通に鍋で煮た方がいいと思っているそうだ。しかし、電子レンジの肉じゃがはイヤだ、というともう作ってくれなくなるかもしれないので、そんなことは絶対に口に出せないのだという。
そりゃそうだ。文句をつけておいて、今後も料理を作ってもらおうなんて、言語道断。そんな虫のいい話はなかろう。
ほらみろ、よその男は、ちゃんとそんなことを言ってはいけないことを悟っているではないか。
バカな夫だ。妻の逆鱗に触れた以上、しばらくは口をきいてもらえないと思え。
そして、今後も私は、自分が食べたいものだけを作ることにしよう。
賞味期限は2~3日くらい過ぎたからって大丈夫だ。でも、早くたべないといけなので、今夜食べることにした。
マルゲリータだけでは物足りないので、サラミソーセージとピーマンとチーズを追加した。
トマトが加わるといっそう味が引き立つが、例によって高いのでトマトはなしだ。
それで、夫はビールのつまみにピザを満足して食べていたようだ。
次に今夜のメインであるパエリアを出した。どちらかというと和食を食べたい気分だが、似たようなものの組み合わせになってしまった。何か別のおかずも作ろうかとは思ったのだが、面倒だし、もうこれでお腹がいっぱいになってしまうのでやめた。
パエリアを炊飯器から取り出して、お皿の上によそって夫の前に出した。
すると、夫はちょっと食べて、「なんだこれは?」という。
「パエリアだよ」というと、「まずいよ、こんなもん」とぬかした。
「えっ、だって前だって食べたでしょう。同じだよ。」
というと、
「違うよ、全然違う。」
「あっそう、じゃ、食べなきゃいいじゃん」
「ラー油でも載せて食べようかな」
(ラー油?パエリアにラー油なんて、バッカじゃない?)
「勝手にすれば」
その後、会話はなし。そそくさと食べて解散だ。
思うに、夫はもともと「炊きこみごはん」というものが好きではない。炊きこみおこわなら食べるが、もち米でない炊き込みご飯はダメだ。
以前、パエリアを作ったときには、フライパンで作ったのであるが、できあがったものを大きなお皿に全部出して、そして具をその上に載るように配置し、見た目を見栄えのよいものにしたのだった。
確かに今日のはメーカーもちょっと違うし、大きなエビやムール貝が入っていないのだが、味自体がそんなに違うはずはない。大きく違うのは盛り付けと見た目である。
今日のは、魚介の味の炊き込みご飯にしか見えなかったらしい。
それにしても、こっちが頑張って作ったものを「まずい」の一言で終わらせるとは、なんたる失礼なやつ。今後一切ご飯は作らないから、勝手に自分で作れ!
このあいだ、職場で飲み会をやったときに、男性たちが言っていたが、おいしいものをおいしいと言わなければならないし、普通の時とおいしい時の反応の仕方を変えるのが難しいとか言っていた。いつもおいしいと言っていると本当においしいのか普通なのかわからないし、かといって何も言わないと反応がないといって妻が怒るのだそうだ。
そして、「まずい」とか「こうしないほうがいい」とかいうと、もう作ってくれなくなるので、思ったことが言えないのだそうだ。
例えば、ある妻は、肉じゃがを電子レンジで作るが、ジャガイモにタレがしみないので、夫のほうは普通に鍋で煮た方がいいと思っているそうだ。しかし、電子レンジの肉じゃがはイヤだ、というともう作ってくれなくなるかもしれないので、そんなことは絶対に口に出せないのだという。
そりゃそうだ。文句をつけておいて、今後も料理を作ってもらおうなんて、言語道断。そんな虫のいい話はなかろう。
ほらみろ、よその男は、ちゃんとそんなことを言ってはいけないことを悟っているではないか。
バカな夫だ。妻の逆鱗に触れた以上、しばらくは口をきいてもらえないと思え。
そして、今後も私は、自分が食べたいものだけを作ることにしよう。