「アルマ望遠鏡」について
三鷹キャンパスにある古い望遠鏡のことを書いただけで、なんだか疲れてしまいましたが、やはりこれを書かないで終わりにするわけにはいかないだろと思い、筆を取りました。いや、キーボードを打ち始めました。
今回の国立天文台の見学で、一番印象深かったのは、この「アルマ望遠鏡」に関するものです。
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最近、南米チリでは、落盤事故のことが話題になっていましたが、その同じ国のアタカマ砂漠というところに、日本が主体となった天体観測所があり、そこには66台の巨大なパラボラアンテナを組み合わせた電波望遠鏡があるということです。地形の模型や写真などを見て、その大規模で壮大な光景には驚きました。
このアタカマというところは、標高5000メートルのところにある広大な砂漠で、標高が高いにもかかわらず、乾燥していて雪などがないこと、地形が平らなこと、安全にアクセスできるなど、天文台としての条件を備えた貴重な場所なのだそうです。
アルマとは「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計」の略称で、最近の望遠鏡はレンズで光を観るのではなく、電波をキャッチして、天体や宇宙の物質を正確に観測できるものだそうです。
しかし、標高5000メートルとは想像を絶する高さであり、とうてい人間が住めるようなところではないので、観測所に住みこんで観測するというわけではないようです。また、建設作業も大変なことです。
人間が滞在する場合は、酸素ボンベで酸素を補充しながらでないと、酸欠に陥ってしまうそうです。なかなか過酷な自然環境です。ビデオも見せてもらいましたが、スタッフの方は酸素ボンベから鼻に管をつなげていました。すでに観測は始められ成果も出ているとのことです。2012年に本格運用となる予定のようです。
そのうち、テレビ番組等でも紹介されるのではないかなと思います。日本もすごいことをしているんだな~と驚きました。宇宙船で飛んでいくとかいう華々しく目立つやり方ではないですが、このような研究開発を地道にやっていくところは日本人として誇りではないでしょうか。アルマは、日本が主導し、東アジア・北アメリカ・ヨーロッパ・チリの諸国が協力して建設しているものだそうです。この観測により、宇宙物質の進化や銀河の誕生や地球の生い立ち、他の太陽系があるか、などがわかるかもしれません。
アルマのほかに、国内では野辺山の天文台のビデオも見ました。直径45メートルのパラボラアンテナって、どんなに大きいのでしょうか?それにいくつものパラボラアンテナが並んでいる風景等、きっと写真や映像では実感としてわからないですね。アンデスとは違ってこちらは見に行ける場所ですので、そのうちぜひ行ってみたいと思いました。
三鷹天文台の見学では、古い時代のものと新しい時代のもの両方を知ることができてよかったなと思います。それでも、展示をゆっくり見たわけでもなく、見逃してしまったものも多いので、次回に行く時はもっといろいろなことが分かるように、少しは天文に興味を持って暮らすようにしたいと思います。
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三鷹キャンパスにある古い望遠鏡のことを書いただけで、なんだか疲れてしまいましたが、やはりこれを書かないで終わりにするわけにはいかないだろと思い、筆を取りました。いや、キーボードを打ち始めました。
今回の国立天文台の見学で、一番印象深かったのは、この「アルマ望遠鏡」に関するものです。
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最近、南米チリでは、落盤事故のことが話題になっていましたが、その同じ国のアタカマ砂漠というところに、日本が主体となった天体観測所があり、そこには66台の巨大なパラボラアンテナを組み合わせた電波望遠鏡があるということです。地形の模型や写真などを見て、その大規模で壮大な光景には驚きました。
このアタカマというところは、標高5000メートルのところにある広大な砂漠で、標高が高いにもかかわらず、乾燥していて雪などがないこと、地形が平らなこと、安全にアクセスできるなど、天文台としての条件を備えた貴重な場所なのだそうです。
アルマとは「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計」の略称で、最近の望遠鏡はレンズで光を観るのではなく、電波をキャッチして、天体や宇宙の物質を正確に観測できるものだそうです。
しかし、標高5000メートルとは想像を絶する高さであり、とうてい人間が住めるようなところではないので、観測所に住みこんで観測するというわけではないようです。また、建設作業も大変なことです。
人間が滞在する場合は、酸素ボンベで酸素を補充しながらでないと、酸欠に陥ってしまうそうです。なかなか過酷な自然環境です。ビデオも見せてもらいましたが、スタッフの方は酸素ボンベから鼻に管をつなげていました。すでに観測は始められ成果も出ているとのことです。2012年に本格運用となる予定のようです。
そのうち、テレビ番組等でも紹介されるのではないかなと思います。日本もすごいことをしているんだな~と驚きました。宇宙船で飛んでいくとかいう華々しく目立つやり方ではないですが、このような研究開発を地道にやっていくところは日本人として誇りではないでしょうか。アルマは、日本が主導し、東アジア・北アメリカ・ヨーロッパ・チリの諸国が協力して建設しているものだそうです。この観測により、宇宙物質の進化や銀河の誕生や地球の生い立ち、他の太陽系があるか、などがわかるかもしれません。
アルマのほかに、国内では野辺山の天文台のビデオも見ました。直径45メートルのパラボラアンテナって、どんなに大きいのでしょうか?それにいくつものパラボラアンテナが並んでいる風景等、きっと写真や映像では実感としてわからないですね。アンデスとは違ってこちらは見に行ける場所ですので、そのうちぜひ行ってみたいと思いました。
三鷹天文台の見学では、古い時代のものと新しい時代のもの両方を知ることができてよかったなと思います。それでも、展示をゆっくり見たわけでもなく、見逃してしまったものも多いので、次回に行く時はもっといろいろなことが分かるように、少しは天文に興味を持って暮らすようにしたいと思います。
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