重症筋無力症に負けてたまるか!

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ヒマなので読書

2007-06-24 18:34:22 | 読書


最近、ヒマなときが多かったので、

まとめて本を読んでました。

意外に面白かったのがこれ



本棚にはあったんだけど、ずっと太宰を読む気になれなかったんですが、

やっと読めました。

「人間失格」は太宰の自伝的な小説なんですが、

よくもまあ、どうして太宰はモテモテなんだろと思っちゃう。

「斜陽」の方は、かず子の『人間は恋と革命に生れて来たのだ』

というとこと、

「戦闘、開始、恋する、好き、こがれる、本当に恋する、本当にすき、

 本当にこがれる、恋しいのだから仕様が無い、

 好きなのだから仕様が無い、こがれているのだから仕様が無い……」

とまだ続くのだけど、この文が気に入りました。

太宰は共感が持てるとよくいうけど、

自分も例にもれず、共感してしまいました。




これは泉鏡花の「歌行燈・高野聖」です。

古い小説だけど、結構読みやすかったです。

高野聖にでてくる、男を獣とかに変えちゃう女の話が面白かったよ。




こちらは村上龍の「テニスボーイの憂鬱」と、

島田雅彦の「彼岸先生」です。

共通してるのは、「満足しない」ということかなぁ。

お金持ちのテニスボーイが女性と遊びまくって、

それでも満足していかないどうしようもなさと、

彼岸先生もまた女性と遊んでるんだけど、

気が狂ったふりをして精神病院に入院したり、

ゲイと寝たりしてるんだけど、

心の中では何も満足せず、自分を追い込んでいるという感じかな。


なにか、トンチンカンなことを書いてしまってるかもしれないですが、

ご愛嬌ということで。