映画『赤いアモーレ』を見た。(それにしてもこのタイトルはいただけない)昨年僕が見た芝居で1番気に入っている作品、エレベーター企画『動かないで』の映画化作品である。正確にはマルガレート・マッツァンティーニの同名小説の映画化なのだが。
表現手段としての映画と演劇の違いを改めて認識させられる1本だった。映画自体はすごくよく考えられており、誠実な作品なのだが、個人的にはあの芝居の印象が大きく、その仕 . . . 本文を読む
3話からなるオムニバス映画。韓国の独立プロが<戦後60年記念企画>として作り上げた映画らしい。日本人と韓国人をテーマにして、お互いが、どんなふうにして分かり合えるのか、ということを若い世代を主人公にして描いていく。監督たちも1970年代生まれの世代で固めた瑞々しい映画。
第1話『宝島』は、済州島を訪れた2人の日本人女性の話。祖父の遺言を叶えるためこの島に来て、2人は大切なものを見つける。
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