あるDVDを見ていてそこに納められたこの映画の予告編を見て、その衝撃のビジュアルに魅了された。これはぜひ今すぐ見なくてはと思い、すぐにレンタルしてきた。タイのパン兄弟(オキサイド&ダニー・パン)による新作。東京では昨年6月に公開されたらしい。香港とタイの合作。
もうひとつの世界をSFXを駆使して描く映画なんて、もう掃いて棄てるほどあるが、そんな中でもこの映画に惹かれたのは、その廃墟のビジュア . . . 本文を読む
説明不足が心地よい。主人公の女と男の関係がこんなにも見えてこないことにイライラさせられる。しかし、そのうちそんなことどうでもいいや、と思う。なんでも分ると安心する人がいる。そんな人をあざ笑うがごとく、なんの説明もないまま話はどんどん先に進む。
今週見た芝居はいずれも説明がくどい。というか、説明過多の芝居多すぎ。別に説明なんてなくても分るものはわかるし、分らないものはわからんやろ、と居直っても . . . 本文を読む
とても端正に作られた作品。美術が素晴らしい。この6畳の部屋から2人は一歩も出ない。少女たちはこの閉ざされた空間の中で息を潜めている。ずっと閉まることなく、最後まで開かれたままの窓。(最後で閉められ、シルエットで桜が映るのがいい)彼女はそこから見える外の世界を憧憬する。そして、そこにいた男性に恋をする。
病のため床から出ることなく暮らす妹(堺のぞみ)と、彼女の身の回りの世話をする姉(余地見空香 . . . 本文を読む