ついに、この歴史に残る超大作が完結。一足早く目撃してきた! だが、予想通り思ったほど面白くはなかった。 PartⅠを見た時の興奮はこれから何か凄いことが起こるという興奮で、ワクワクさせられるのはまだ何も起きていないことゆえだ。とすると、赤壁の戦いを描く本作は、期待が大きすぎて応えきれない、ということは見る前から明らかだろう。
もちろん壮大なスケールの映画である。だが、それだけ。悪いけど、それ . . . 本文を読む
多部未華子ちゃんの泣き顔が実に可愛い。(写真参照)彼女が可愛いからそれだけでこの映画はよかったことにしておこう。彼女がフェリーで居眠りして、みんなに置いていかれる、というバカバカしさはいい。なんで私一人こんなとこにいなくてはならなのよ、って感じで、泣いてしまうのだ。だが、彼女の可愛さは映画の一要素でしかない。
正直言っていろんなところに書かれたいい評判ほどには、いい映画だとは思えなかった。話 . . . 本文を読む
また森絵都さんにやられてしまった! 実に巧みな作劇に取り込まれていい気分にさせられる。この短編集で描かれる日常のなんでもない風景がなぜこんなに胸に響くのかは、たあだ彼女の上手さだけではなく、なんでもないところにきちんと目を向ける姿勢ゆえであろう。彼女は見過ごしたりしない。しかもことさら強調したりもしない。さりげなくきちんと見ている。そして等身大に描き取る。
少年野球の白球の行方に目を向ける表 . . . 本文を読む