『県庁の星』の、というよりも、僕にとっては『ボーイズ・ビー』の桂望実さんの新作。内容的にはこの2作品を足して2で割った感じだ。
友人を自殺に追い込んでしまった男が、売れっ子コーピーライターの仕事を投げ出して、田舎で隠居生活をする。まだ30代なのに。世間から離れ、人知れず、田舎の村で、ひっそりひとりで生きるつもりだったのに、村の人たちに巻き込まれ、村おこしのお先棒を担がされる。最初はいいかげん . . . 本文を読む
評判が評判を呼んだこの映画をようやく見た。噂に違わぬ凄まじい映画だ。いいかげんもここまで行くと立派だ。くだらなさもここまでいってこそくだらないと脱帽する。何事も中途半端はいけない。やるならとことん極めなくては!どこまでも際限なくやり尽くすのだ。そうすれば道は開ける。
冒頭からおバカパワー全開である。大体、今時「セーラー服にマシンガン」というありきたりなイメージを、半端にされると見る気もしない . . . 本文を読む
ホクテンザのジェイ・チョウ特集である。2本立上映なんて今時めずらしい。ホクテンザでも最近あまりしない。なんだかお得感に誘われて見に行く。もちろんおめあては『言えない秘密』だった。昨年8月の公開時見れなくて、DVDを待ってたら、こんなふうにいきなり再公開してくれてなんだかラッキーだ。
ということで、絶対見るつもりもなかった『カンフーダンク』も見た。正直言ってあまりの酷さに何も書けない気分だ。だ . . . 本文を読む
これは、2007年台湾で№1ヒットを記録した作品だ。わかる気がする。こういう優しいラブ・ストーリーをみんなが支持する気分が。甘いだけの映画ではない。ここに描かれる寂しさは誰もが抱える気分だろう。だからみんなこの映画が好きになったのだ。
台湾版『時をかける少女』である。懐かしい。タイムトラベルものなんて久しくなかった。昔は日本でも(もちろん原田知世ちゃんの『時をかける少女』)、アメリカ(『ある . . . 本文を読む