ついに完結した。5週にわたって公演された『トランク』の第5話。今回は舞台に巨大なトランクを作りその中に入ったりもするが、空間の使い方は最初に戻りオーソドックスだ。なんだかぐるっとまわってもとのところに帰ってきた気分だ。実際はまるでそうではないのだが。
先週の4話で『トランク』自体は終わってしまった。だから、今回はスピンオフって感じだ。(だいたいこの『トランク』自体が『100年トランク』のスピ . . . 本文を読む
このタイトルは異常だ。しかも裸で坊主頭の男が目を閉じて手を合わせているその頭の上にプリンが乗っているという写真を前面に出したフライヤーはもっと異常だ。この芝居は一体どんな作品になっているのか、気になって仕方なかった。
今、実際に芝居も見てきたが、作品はまた別の意味で異常だった。この芝居を作った人たちは絶対に変である。こういう異常な感性はどこから生じるのだろうか。謎である。まず、こんなにもくだ . . . 本文を読む
オアシスを探し求めた小原さんの長い長い旅が、ようやくひとつの終着駅にたどり着いた。そのことを心から喜びたい。もしかしたら中絶してしまうのではないかと不安になったくらいだ。リーディングから試演会を経て本公演に至るというプロジェクトだったのだが、なんとかこうして完結して本当によかった。最終的にはリーディングと本公演というオーソドックスな形で終わることになったが、リーディングの段階から今回まで半年を経 . . . 本文を読む