久々に燐光群の芝居を見た。以前は必ず見ていたのだが、最近は芝居自体を見るのが億劫になり、自分から進んで見に行くことが少なくなった。呼ばれたら行くけど、そうじゃなければ、ついつい見逃す。映画も同じだ。どうしても見たいものですら、時間の関係で見逃すことも多い。でも、今回この作品を見れてよかった。こういう刺激的な作品と、出会うと、自分自身のリフレッシュにもなる。
清中愛子さんの詩を構成、演出した『 . . . 本文を読む
先日のリンクスで壱劇屋を初めて見て、その洗練されたパフォーマンスにうならされた。これが長編の芝居の中でどう機能するのか、興味津々で見た。結果は中途半端で、物足りない。期待が大きすぎたのが問題なのだ。客観的に見ると、若手劇団としてこれだけのグレードを提示出来たなら、立派なものだろう。だが、如何せんお話の作り方が下手過ぎた。パフォーマンスはとてもおもしろいし、それが芝居とちゃんと連動したなら、かなり . . . 本文を読む
自分に対して自信を持てない19歳の女性が主人公。彼女は未熟児として生まれてきた。両親は経済的な理由から彼女を保育器に入れることを拒否して、育てた。発育不全のまま、なんとか成長し、でも、心と体に障害がある。耳がちゃんとは聞こえない。雑音が混じる。だから人とちゃんと話せない。ある日父親は出て行ったまま帰らない。そして、19歳になった。
訪問介護の仕事に就くが、当然上手くは出来ない。そんな彼女がひ . . . 本文を読む