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映画・演劇のレビュー

コキカル『シュレーディンガーの女』

2012-08-08 23:42:10 | 演劇
 演劇というよりもこれはパフォーマンスだ。作、演出の桐子カヲルさんはエッセイのような感じです、と言う。お話で見せるのではなく、おしゃべりや、朗読、ダンス、芝居のカタチを借りて、自分の思うさまざまなことをつらつらと展開して見せる。チラシには「演劇のカタチを引用した「女子会」にほかならないのです。」とある。言い得て妙。コキカルの初めての長編ライブ作品。1時間ほどの長さはとても心地よい。  6人の女た . . . 本文を読む
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沖方丁『天地明察』②

2012-08-08 23:12:03 | その他
 滝田洋二郎監督の手で映画化されているということを、知った。というか、知っていたけど、まるで気にも留めずに小説を読んだ。キャスティングも岡田准一と、宮崎あおいが主役を演じるということくらいしか知らなかったから、小説を読んでいく上で、まるで先入観はなかったし、支障もない。詠み終えてから、しばらくして、雑誌で、映画のスチルや細かいキャスティングを知って、納得したり驚いたり、と楽しませてもらった。   . . . 本文を読む
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『遊星からの物体X ファーストコンタクト』

2012-08-08 23:00:48 | 映画
 ジョン・カーペンター監督が今から30年前に撮った映画のリメイクである。だが、ただのリメイクではない。最近流行の前日譚というスタイルを取る。あの映画の始まる直前の出来事、である。宇宙からやってきていた「何物か」、と最初に出会う瞬間を描く、と言いながらも、話自体は同じで、結果的にはリメイクなのだ。  厳密に言えば、前作だってハワード・ホークス監督作品のリメイクだった。というか、このストーリー自体が . . . 本文を読む
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超人予備校『すぺどら』

2012-08-08 22:58:40 | 演劇
 今回の芝居はなんと、『アルマゲドン』に挑戦した作品。チラシにもそう書いてあったけど、本気で、そんなバカなことをするとは、思いもしなかった。だってあの映画って、おバカな映画の見本のような作品で、世界中からバカにされ、黙殺されたハリウッド大作である。今時、そんな映画、どこの誰が見るのか。忘れ去られた作品だ。ミツルギさんはそんな記憶のかなたに葬り去られた作品を発掘してきて光を当てる。  巨大な隕石が . . . 本文を読む
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