図書館で何も読む本が見つからず、ブラブラしていた時、全く何の期待も抱かずに手にした本である。なんとなく新作コーナーで目にして、手に取っただけ。なのに、それがこんなにも、心に沁みた。
文芸の編集者が主人公。1冊の本を世に送り出すまでのお話。ただそれだけ。こういう地味な内容の小説ってめずらしい。一応ラブストーリーの体裁にもなっているけど、あくまでもそれはついでにそんな展開も生じた、という程度の話 . . . 本文を読む
これが『エイリアン0』であることは、事前に分かっていた話だし、それなりの覚悟はしていたけれども、それはものの例えで、ここまであからさまなものだとは思いもしなかっただけに、あのラストシーンには驚いた。これでは、先日の『遊星からの物体X ファーストコンタクト』と変わらない。リドリー・スコットともあろう人がこんな安易な映画を作るのか、と、それにも驚く。
人類の起源をたどる旅、という触れ込みだったか . . . 本文を読む