昨年見た演劇作品は143本。本数はここ10年どんどん減少していると思ったが、それほどでもない。ただ、新しい劇団はあまり見ることがなくなった。最近は、呼んで貰わなくては自分から見に行くことがないからだ。(それに、知らない劇団から、見に来て欲しいなんて、なかなか言われなくなったからね)春の演劇まつりとか、キャンパスカップで出会う従来なら見ることのない集団の作品も、減少しているし。そんなこんなで、あま . . . 本文を読む
三話からなる連作アニメーション作品。たった63分の世界が、なぜかこんなにも豊穣で、永遠と思えるほどに奥行きがある。これは、ほとんど奇跡のような作品である。
小学校の頃からスタートして、出逢いから再会までの10数年間のドラマが綴られていく。でも、再会は永遠の別れでもある。こんなにも切ない恋物語を見せられるとは思いもしなかった。映像のワンシーン、ワンシーンがため息が出るほどに美しい。それは、綺麗 . . . 本文を読む
ジェイソン・ボーンシリーズ3部作のスピン・オフ作品なのだが、ボーンシリーズ3部作の脚本家、トニー・ギルロイが初めて監督に挑み、お話はボーン・シリーズの同じ時間、同時進行していたもっと巨大なプロジェクトを描く、というのが、企画の骨子。「ジェイソン・ボーンは氷山の一角でしかなかった!」とか言うのがキャッチコピーになっているのだが、お話自体は、確かにその通りなのだが、だからといってこの映画が、前3部作 . . . 本文を読む