山田洋次監督50周年記念作品である。山田洋次監督は、半世紀の長きにわたって映画を作り続けてきたんだ。その当たり前の事実に驚く。そして、今回、彼は小津安二郎監督の名作『東京物語』に挑む。日本映画史上最高の傑作に留まらず、世界映画史にも名を残す作品をリメイクするのではなく、新たに新作として作り直すのだ。山田洋次にしか描けない世界を、この同じ話の中で展開するのだ。しかも、時代設定は、今である。この現代 . . . 本文を読む
友だちがいない少年は、両親からクリスマスにもらった熊のぬいぐるみを大事にしている。彼にとってそれは、たったひとりの親友だ。片時も離れず、いつも一緒にいる。寝る時も一緒だ。ある日、そのぬいぐるみが、しゃべりだす。そして、普通の人間のように振る舞うのだ。それから20数年。30歳になっても、彼はぬいぐるみのテッドと一緒に暮らしている。
この映画が実現可能なら、実写版『ドラえもん』も十分可能だろうと . . . 本文を読む