圧倒的なダンスシーンで全編を彩る大塚雅史さんによる最新作。零戦をテーマにして描く青春群像劇だ。こういう題材は扱い方が難しい。特攻隊を描く青春映画は数あれど、それらの作品は、どうしても「戦争をどう捉えるか」というデリケートな部分で、紋切り方の切り口になりつまらなくなるのだが、この作品は敢えてそこを無視している。それはそれで正しいあり方だろう。
神風特攻隊を描く。だが、戦争の不条理には触れない。 . . . 本文を読む
たなぼたの第13回公演だ。 なんと4年振りの活動再開らしい。そんなにも、間が空いていたなんて、気付かなかった。ウイングで上演されていた時はよく見ていたけど、最近ご無沙汰していたから、僕にとっては4年どころか、本当に実に久しぶりだった。なんだか新鮮で気持ちのいい芝居だ。 作・演出はいつものように中川千寿さんである。 たわいのないコメディーだが、ちゃんとそのたわいのない話を作ってあるから、それはそれ . . . 本文を読む
今年最初の劇場で見る映画がこれというのは、なんだか情けない話なのだが、時間の関係でこれしか見ることが出来なかったのだから、仕方ない。たまたま3時間ほど時間が出来たのだが、そこにぴたりと収まる映画がなかなかなくて困った。かといってせっかくの時間を無駄にはしたくないから、これは、見ていない映画で、見れるもの、というとても消極的な理由からの選択なのだ。
TVシリーズは見ていない。だが、オリジナルの . . . 本文を読む