こういう作りの甘い芝居をたまに見るのは、悪いことではない。お芝居が大好きで、演じることで、楽しい時間を過ごしたい、というこの芝居に関わった人たちの素直な想いがちゃんと伝わってくるから、これはこれで気持ちがよかったのだ。
作品としては別にどうこういうことはない。オムニバススタイルで、駅のプラットホームを舞台にした寸劇が語られていく。そこには取り立てて、凄い話があるわけでもなく、なんとなく、見て . . . 本文を読む
これもまた例によってTVドラマの映画化なのだが、従来のパターンと違うのは、これが大ヒット作ではない、ということだ。しかも最初から映画を前提にしていたらしい。だが、それにしては映画向きの内容ではない。映画にしては地味すぎる気がする。内容は確かにかなり過激だ。これをTVでしていたなんて、ちょっとした衝撃だろう。そういう意味ではこれは映画でしか描けないのかもしれない。中学を舞台にして、先生と子供たちの . . . 本文を読む
これってお話としては、まるで『ターミネーター』じゃないですか。しかも、それをシュワちゃんではなく、ブルース・ウイリスが演じるのだ。30年後の未来からやってきた男が、30年後の犯罪組織のボスを過去に遡って殺しに来る。今はまだ少年であるその悪の親玉を、その子の母親と、ブルースの30年前の自分が守る。このややこしい説明でわかりますか? 要するに20代の今の自分と、その30年後のハゲオヤジになった未来の . . . 本文を読む