『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(あまり趣味は良くないホラー)のジョナサン・グレイザー監督作品。昨年のカンヌでのグランプリに引き続き、第96回アカデミー賞では国際長編映画賞を受賞して鳴り物入りで日本公開される。期待した以上の映画だった。こんなにも大胆な映画だとは思いもしなかった。禁欲的で、抑えた描写が延々と続く。それが無理矢理ではなく、自然体。彼ら家族にとってはこれが当たり前の日常なのだ。幸せな . . . 本文を読む
まさか今頃太宰を読むなんて思いもしなかった。授業で『富嶽百景』とか『待つ』なんかをよくやるからその時はテキストを読むけど、自分の読書で読むなんて高校時代以来ではないか。しかも『津軽』はたぶん読んでいない。だから今回が初読であろう。たまたま図書館の新刊の棚で見かけたから手にとってしまった。この本は133刷である。2024年3月発行。文庫の初刊は1951年8月らしい。凄いロングセラーだ。
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