これで2年連続で年末に覇王樹座の学外公演を見ることになった。学生劇団だが、いつも気合いの入った芝居を作っているから、これを見ることが最近の年末恒例行事になっている。開演前に映画の予告編が10分くらい流れる。(もちろんオリジナルの架空作品だ。たぶん。僕はほぼ開場時間に入ったから2回も見ることになった)これは映画作りを巡るお話である。上演時間は100分。最初の前説では90分と聞いていたが、10分長い。 . . . 本文を読む
先日の『裸に勾玉』に続いて今期2本目の近大生の実習作品。エイチエムピーシアターの笠井さんの指導により安部公房作品に挑むのだが、これはいささか厳しい仕上がりになった。まず作品自体が古くなっている。今こんな話では驚かない。この喜劇を成立させるには役者たちにかなりの力量がなくては不可能である。しかもアンサンブルプレーだから、ひとりふたりで引っ張っていくわけにも行かない。これは個性的な面々がまさかの話にリ . . . 本文を読む
小手鞠さんのかわいいラブストーリー。ジャンルとしてはYA小説になる。児童書から大人の恋愛小説までありとあらゆるジャンルの小説を手掛ける彼女は自由自在。次から次へと作品を量産できる。今回は10代の男女による5つの恋愛小説。それにしてもこんな小説を誰が読むのかな、(僕は読むけど)て思う。大人ではなく中高生をターゲットにしているはずだけど、今時の彼らは本を読まない。しかもこんなかわいいお話である。男の子 . . . 本文を読む