監督のアレックス・ファン・バーメルダムの第10作記念作品。彼が脚本、音楽も手掛けたワンマン映画。これ見よがしな描写の数々。何が起きているのかなかなかわからないまま話は進む。
で、あり得ない映画でした。何がしたいのか、わけワカメ。前半は謎。後半は唖然。これをこんな感じで作る意味がわかりません。意味深な描写には何の意味もなく、ラストで宇宙に放出するキリスト教伝導のアイテムには茫然自失。
SF映画だったんですか? でもそれならあの前半部分は何だったのか。不倫もので、劇団の話で、主人公かと思わせたオヤジは本筋とは関係ない。そんなバカな展開ありか? ない、ない。
主人公は宇宙人だった、なんて。ラストは宇宙船に乗って故郷の星に帰りましたって。何? 彼らエイリアンの唯一の収穫はキリスト教。なのにそれを宇宙で捨てる。なんじゃこれって言う映画でした。こんなとんでもない映画を平然と作るって、それはそれで凄い。