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あまりにアホ過ぎてわざわざここに書くまでもない、と思った。予定通りにアホでずっと2時間笑いながら見た。それってなかなか大変なことだろう。どんなバカでもだんだん飽きてくる。なのにこの単純バカは飽きることがない。お菓子食べながら何ひとつ頭を使うことなく、アハハ、と笑い、呆れてみる。それだけの映画を作ることが出来るのが三池崇史という人だ。
この上なくバカバカで、見ていてあいた口が塞がらない。茫然自失のバカ映画だ。書きながら僕までバカになってきた。(笑)だいたいスキヤキウエスタンってなんだ?このタイトルだけでもおバカ度マックスである。しかも、日本映画で日本人キャストなのに、オール英語映画なのだ。みんなが必死に英語喋ってる。そんな映画って前代未聞だろう。(クエンティン・タランティーノまで英語を喋る!)
西部劇なのに、村の埋蔵金を巡って源氏と平家が壇ノ浦から何百年後の今、(それって一体いつの事なのか?)死闘を繰り広げていく。そこにさすらいのガンマン(伊藤英明)がやって来て、どっちに付くでもなく、のらりくらりと桑畑三十郎を演じてみせる。黒澤明『用心棒』そのままの話が展開する。しかし、これはパクリではない。三池は『用心棒』ごっこを楽しんでいるのだ。これは壮大な「ごっこ遊び」なのである。時代劇+西部劇ごっこを大の大人が泥んこになりながら、本気で遊んでいる。そんな映画である。芸能人隠し芸大会のノリなのである。しかし、それを生半可ではないパワーで、本気全開でするから、面白い。命がけのバカ騒ぎ、と言う感じだ。だから、おふざけスレスレのギャグもてんこ盛りされているが、何故だかスベらない。
卑怯者の平清盛役の佐藤浩市がいい。ここまでやるか、というくらいに卑怯で臆病者である。そんな男をシリアスに演じている。対してブチ切れの狂犬たち(石橋貴明の弁慶とか、目がいってしまっている安藤政信とか)を従えて、いつもクールな源義経役の伊勢谷友介もいい。彼の不気味な笑顔が怖い。この2人を中心にした軍団が、ただただ喧嘩してるだけの映画である。まともな話はあまりない。最後には桃井かおりが凄いガンファイトを見せてくれる。
ただ、惜しむらくはラストで流れる北島三郎の主題歌。これはもう少し<ド演歌>していて欲しかった。
この上なくバカバカで、見ていてあいた口が塞がらない。茫然自失のバカ映画だ。書きながら僕までバカになってきた。(笑)だいたいスキヤキウエスタンってなんだ?このタイトルだけでもおバカ度マックスである。しかも、日本映画で日本人キャストなのに、オール英語映画なのだ。みんなが必死に英語喋ってる。そんな映画って前代未聞だろう。(クエンティン・タランティーノまで英語を喋る!)
西部劇なのに、村の埋蔵金を巡って源氏と平家が壇ノ浦から何百年後の今、(それって一体いつの事なのか?)死闘を繰り広げていく。そこにさすらいのガンマン(伊藤英明)がやって来て、どっちに付くでもなく、のらりくらりと桑畑三十郎を演じてみせる。黒澤明『用心棒』そのままの話が展開する。しかし、これはパクリではない。三池は『用心棒』ごっこを楽しんでいるのだ。これは壮大な「ごっこ遊び」なのである。時代劇+西部劇ごっこを大の大人が泥んこになりながら、本気で遊んでいる。そんな映画である。芸能人隠し芸大会のノリなのである。しかし、それを生半可ではないパワーで、本気全開でするから、面白い。命がけのバカ騒ぎ、と言う感じだ。だから、おふざけスレスレのギャグもてんこ盛りされているが、何故だかスベらない。
卑怯者の平清盛役の佐藤浩市がいい。ここまでやるか、というくらいに卑怯で臆病者である。そんな男をシリアスに演じている。対してブチ切れの狂犬たち(石橋貴明の弁慶とか、目がいってしまっている安藤政信とか)を従えて、いつもクールな源義経役の伊勢谷友介もいい。彼の不気味な笑顔が怖い。この2人を中心にした軍団が、ただただ喧嘩してるだけの映画である。まともな話はあまりない。最後には桃井かおりが凄いガンファイトを見せてくれる。
ただ、惜しむらくはラストで流れる北島三郎の主題歌。これはもう少し<ド演歌>していて欲しかった。