![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/7d/2eed3b9330c0deb5e9a0cc993798ec5f.jpg)
物事の本質を捉えようとする。とても真剣に。その姿が僕たちの心の奥深くに沁みいる。作、演出は保木本佳子さん。彼女のストレートな姿勢は時に息苦しくもある。真面目すぎて痛い。だけれども、その真摯さが、普段は見向きもしない目の前のひとつひとつのことに僕たちを対峙させる。そのことで、確かに見えてくるものがそこにはある。『生まれてくること。生きていること。死んでいくこと。』確かにあまりにストレートすぎて戸惑うばかりだ。だが、そこが彼女の作劇の魅力であろう。いつもこの調子である。
空気のようなものの、そのひとつひとつにまず、スポットを当てて、考えてみる。彼女たちの芝居はそんな機会を作ってくれる。河嶋さんのギターと、とても素敵な図司純子さんの 声(これにはまいった! 客入れでの、声にまず魅了された、もちろん歌もよかった)に導かれて、この何にもない空間にたった3人の役者たち(中田絵美子、猿渡美穂、宮田圭洋)がやってきて、一切の回り道のない問いかけをする。生まれたばかりの子供のような彼らが、まっすぐに正面をみつめて声を発する。そんな姿にうろたえてはいけない。目をそらせてもいけない。しっかり受け止めよう。
実体のない「ふくろのけむり」を巡る物語にすらならない物語と向き合う80分間である。それはものごとの本質に触れるための本当に貴重な時間なのだ。
空気のようなものの、そのひとつひとつにまず、スポットを当てて、考えてみる。彼女たちの芝居はそんな機会を作ってくれる。河嶋さんのギターと、とても素敵な図司純子さんの 声(これにはまいった! 客入れでの、声にまず魅了された、もちろん歌もよかった)に導かれて、この何にもない空間にたった3人の役者たち(中田絵美子、猿渡美穂、宮田圭洋)がやってきて、一切の回り道のない問いかけをする。生まれたばかりの子供のような彼らが、まっすぐに正面をみつめて声を発する。そんな姿にうろたえてはいけない。目をそらせてもいけない。しっかり受け止めよう。
実体のない「ふくろのけむり」を巡る物語にすらならない物語と向き合う80分間である。それはものごとの本質に触れるための本当に貴重な時間なのだ。
遅くなりましたが、先日はお忙しい中「ふくろのケムリ」にご来場いただきまして、ありがとうございました。
今後も、私達が表現していきたいものは何か、模索しつつ、成長していければと思います。
いつも楽しいおもてなしを、ご用意しています。
劇団パンと魚の奇跡
宮田圭洋
保木本佳子
中田絵美子