「オハラうどん」(善通寺市)

          

 6月から瀬戸大橋の高速料金が往復6千円になりそうです。そうなると旅行ならまだしもチョットうどんを食べにという訳にはいかなくなります。
 行きたいのなら今のうちにと妻から言われて総集編第一陣の旅です。とりあえず3軒、最終目的地を高松空港隣接の「さぬきこどもの国」としたので善通寺以東で考えました。日曜日休業の店も外して、「オハラうどん」、「よしや」、「白川」、「一福」、「しんせい」、「もり家」などから選択、最後は気分次第です。

 とりあえず第一目的地は「オハラうどん」です。質の割にはあまり紹介されていないのでチビ同行でも気楽に食べられます。広い広い駐車場も空いていてここはストレスレスです。
 到着してぶっかけを注文すると「10分くらい待ってな」と大将に言われます。開店直後なので天ぷらもまだ揚がっていなくて少し心配しましたが少しずつ揚げられていきます。

 チュルチュルのしなやかな麺です。食感よし、喉ごしよし、上質麺です。旨いですね。本当に美味しいと思います。


          

 天ぷらも半熟たまご、ちくわと揚がっていくので都度皿に載せて家族のもとに届けると競うように箸が伸びます。揚げたての半熟卵天、ちくわ天、美味すぎです。天ぷらを食べないと4~5店回りも可能ですが、それだと意味がないです。ちくわ天のない讃岐うどんなんて・・・少なくとも家族は一緒に来てくれません。
 ここのちくわ天はちくわが軟らかくて優しい味わい。いくつかの店でこの溶けるような軟らかいちくわが出されますが特別な材料を使っているんでしょうか。美味しかったです。


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「一福」(高松市)

          

 2店目は「しんせい」にも惹かれました。最近、やっぱり天ぷらだよなという思いが強くなっていて、「しんせい」のいいだこの天ぷらの美味しさを再食したい、そして暖かくなってきたしあの屋外のテラスで食べたら気持ちいいのでは・・・それでも以前、一番好きな麺かもしれないと思った「一福」の再食にしました。一番好きな麺なのかどうか再確認です。

 冷たいかけ、ぶっかけを注文しました。中村で修行したあの気持ちいい大将が女性スタッフをうまく捌いています。茹で上げ、水締め作業にスタッフへの指示、気配りをスピィーディに行っています。「〇〇さん、出来ないなら出来ないと言ってな」。旨そうな雰囲気に溢れています。最近うまい店との紹介が続いているので地元客1/3、食べ歩き2/3くらいでしょうか。

 冷たいかけを食べたのですが・・・あれ、少し硬いかな。冷水で締め過ぎた時に感じるような。それとこんなに細麺だったかなあ。以前も細いとは思いましたが、それよりも麺の弾力の印象が強くて気になりませんでした。ここまで細いと逆に処理が難しいのかなぁ。
 美味しいのですが、むにゅーと伸びる弾力があまり感じられませんでした。これだと最も好きな麺の一つとは言い難いです。食べる毎に印象が違うのも讃岐うどん食べ歩きの楽しみの一つです。若干違和感を感じましたがこれはこれで美味しく楽しいです。

          

 ちくわ天はからっと揚げられたもの。中村系のふくよかなちくわ天は最高です。


 ところで、高松西ICを降りて、「一福」に向かう途中で「手打ち宮武うどん」の大きな看板と開店花輪と多くの車が止まっている店を見かけました。これは何だろうと帰宅後にネットで調べたところ、宮武で修行した弟子が4月中旬にオープンさせた店のようです。後継店なのか暖簾分けなのかよく分かりませんが話題店とのことでした。


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「むぎ屋」(高松市)

          

 3店目は「もり家」にしました。やっぱり天ぷらです。ところがちょうど昼の12時すぎに到着したところ、店の前にパッと見て40~50人近い行列。すぐに回避を決めました。これでは1時間以上の待ちです。サービスのよい美味しいいい店だと思いますが1時間以上待つ店ではありません。「もり家」は前回もそうでしたがどうしてここまで人気があるのでしょうか。どこかでテレビ露出がありましたか。

 高松空港近くでうどん店密集地ではなく次候補に困るところですが・・・実はそうではなく、すぐに決めました。それは移動中の道路脇で見た駐車場混雑うどん店です。「むぎ屋」という聞いたこともない店ですが、昼食時とはいえ、駐車場が満杯のうどん店に外れなしです。

 ようやく駐車場所を見つけました。古い食堂風のうどん店です。10分近く待ってから席に座れました。完全な地元顧客の店です。競馬新聞を広げてビールを飲みながら長居している客。多くの客がおでんコーナーで豆腐や卵を取っています。普段はおでんは取らないのですが、隣の家族が豆腐に辛子をかけて、その皿を店のスタッフに渡して青ネギをたっぷり載せてもらっていました。それが何とも美味そうで真似をしようとしたのですがタイミングが悪く(勇気もなくて)青ネギトッピングは断念しました。それでもおでんはおいしかったです(家族がバクバク食べたので写真はありません)。

 そしてぶっかけうどんです。表面はつるっとしていますが、歯ですっと噛み通せる麺です。もちろん軟らかいだけの麺ではありません。自然で優しい麺といえばいいのでしょうか。地元の方に愛されるのも分かります。

 こういう食堂いいですね。天ぷら、おでんを前菜にうどんで仕上げです。近くにあれば通いたいです。食べ歩きの観光客は行かないこういう地元密着型の優良店が香川県にはごまんとあるんでしょうね。総集編の旅のつもりがよいうどん店はエンドレスであることを認識することになりました。

          

 食後は高松空港脇の「さぬきこどもの国」で子供サービスです。ここは無料の公園としても国内有数の充実度を誇りますが、ド迫力の飛行機の離発着を眺められるオマケ付です。家族サービスには最高です。


 今回の旅の収支。瀬戸大橋往復2,000円。高松道650円。うどん屋(数十円の違いはありますが)850円×3店=2,550円。さぬきこどもの国の有料自転車300円。計5,500円(+ガソリン代)です。瀬戸大橋はせめて全国同様の片道2千円上限になることを期待しています。


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