2017年 8月1日 盛夏
自然農実践家 川口由一さんの田畑をお訪ねいたしました。
写真を中心にレポートさせていただきます。
岡山からよく来てくれましたね、と
にこやかに出迎えてくださった川口さん。
ありがとうございます。
暑い夏にもお元気なお姿がうれしいです。
川口さんの自然農田畑は、
自然界の営みに添い応じ任し栽培されており、
四季を通して彩り豊かな楽園のようです。
真夏の田畑も楽しみです。
田んぼの北端に小さなお池が三つあります。
そこではスイレンのお花が清らかに咲いており、
やわからに透きとおる夏のいのちを感じさせていただきました。
地球の花々の美しさは
宇宙でも話題になっているのでは・・。
こちらの細長いお池ではクワイが元気に育っていました。↓
周囲の草花も可憐ですね。
スイレンのお隣は水ナスの畝です。
きれいなお花を咲かせ 実も付け始めていました。
雨に濡れないように
お花は下向きに咲いているそうです。
ピカピカのナス。
絵のモチーフになることが多いそうです。
こちらは粟です。↑
立派に育っていますね。
苗床で大きくされ定植されています。
昨年は鳥たちにずいぶん食べられたそうですが、
この時は、まだ気づかれていないようでした。
左側が粟 右側がキビです。↑
おいしいお団子を作られるのでしょうか。
畝の間に入らせていただきました。
粟やキビ、こんなに美しいのですね。
そしてひと際鮮やかに目を引くアマランサス。
アマランサスの左側にはトウキビです。
輝いていますね。
三輪山を背に トウキビとキビです。↓
田んぼ北側の畑全体の様子です。
のどかに明るく 豊かな光景。
私の目には眩しいほどです。
実際に土に触れさせていただきますと
耕さず・自然農40年目の畝はとってもやわらかです。
いのちの歴史が層になっています。
いのちの営みが十全であるよう
ここに生きる すべてのいのちを
大切にされていることが伝わってきます。
多次元的な眼差しで時空を見つめ
五感でたっぷり感じさせていただきました。
収穫の作業をされる川口さん。
ピーマン 万願寺唐辛子が実をつけていました。
夏は日の出とともに出かけられ
田畑の手入れをされておられるそうです。
こちらは地這胡瓜でしょうか。↓
向こう側に里芋の大きな葉がゆらゆら。
今年も立派に育っています。
里芋の葉に露が光るととてもきれいですね。
川口さんのスケッチブックにもきっと描かれていることでしょう。
さて、お野菜を順番に見せて頂きましょう。
万願寺唐辛子です。
右奥の背丈が低いものはピーマンです。
右側はナスの畝です。
ナスの隣はトマトです。
お野菜を育てる畝はいずれもフカフカとしてとても豊かです。
程よく草刈をされ、風通し 日当たりも良く
気持ちがよいです。
刈った草は畝に戻され
土が露になることはありません。
歴史を重ねた畝、憧れます。
こちらは、バジルですね。↓
ゆったりと育つ地這胡瓜です。↑
支柱をしなくても育ちますし、
「味もとても美味しいのですよ。」と川口さん。
カボチャ ズッキーニ 地這胡瓜の畝です。
仲良く並んで大きくなっています。
次々と花を咲かせて実になる
美しく豊かな舞台。
そしてスイカです。
とても健やかそうです。↑
地這胡瓜とスイカの畝を南から写したものです。↓
収穫の後 網をお持ちの川口さん。
何に使われるのでしょう。
『川口さん 何をされているのですか?』
『ウリハムシがスイカの葉を食べるので捕獲しています。』
よく見ると小さな虫が飛んでいます。
『毎朝こうして捕っています。葉を食べられるとスイカの生育に影響しますので・・。』
自然農において虫は敵にいたしませんが
このように手作業でできることをされておられるのだなぁと思いました。
『ネットは張りたくないので・・』とも。
安心して大きくなっているように見えますね。 ↓
スイカのお隣には、つるありインゲンです。
インゲンは時期をずらして二度育てるそうです。
下写真の畝は二度目用だそうです。
インゲンのお隣に、スイカとネギです。
そして、手前にゴマです。
今回も畑をご案内していただき、とても心が弾みました。
年々想いを形にされ楽しまれているご様子も伝わってきました。
美しい自然農
人も作物もすこやかであれる自然農
暮らしを豊かにしてくれる自然農
これからも学び実践してゆきたいと思います。
川口さん、ありがとうございました。
後編に続きます。
お楽しみに。‼
八木
2017年6月の様子はこちらです。
作物の成長の様子がわかります。
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