1977年
注目の選手といえば、この北海道シリーズに2人のホープさんがいる。昨年の「2割打者」がウソのように打ちまくっている大洋の左バッター、山林(福井工大、六年目)がその一人。右翼手ー一塁手のかけ持ちで第一戦の2打数2安打から、4-2、4-3の大当たり。このうち二塁打も2本飛ばし、3打点と目下、大洋随一の当たり屋でハッスルしている。この山林、元々は投手。しかし、大洋球団の方は打力を買って指名したものの、46年度のドラフト114人中、86番目。大洋が指名した9人中、8番目にやっとひっかかったという選手。福井工大時代は機械科に在籍し、溶接が得意という変わり種。「本当は投手は好きじゃないんで、バッターに転向したんですよ」というわけで、4年目に外野手に登録変更、江尻二世として再出発して今年が3年目になる。1メートル76、72キロと中肉中背ながら、ガッチリしたタイプ。右打ちということもあって、大洋打線では、今や斎藤巧らと並んで中心打者に成長してきたが、今の好打が身につけば江尻二世、6年目にしてホンモノになったといえるのだが・・・。
注目の選手といえば、この北海道シリーズに2人のホープさんがいる。昨年の「2割打者」がウソのように打ちまくっている大洋の左バッター、山林(福井工大、六年目)がその一人。右翼手ー一塁手のかけ持ちで第一戦の2打数2安打から、4-2、4-3の大当たり。このうち二塁打も2本飛ばし、3打点と目下、大洋随一の当たり屋でハッスルしている。この山林、元々は投手。しかし、大洋球団の方は打力を買って指名したものの、46年度のドラフト114人中、86番目。大洋が指名した9人中、8番目にやっとひっかかったという選手。福井工大時代は機械科に在籍し、溶接が得意という変わり種。「本当は投手は好きじゃないんで、バッターに転向したんですよ」というわけで、4年目に外野手に登録変更、江尻二世として再出発して今年が3年目になる。1メートル76、72キロと中肉中背ながら、ガッチリしたタイプ。右打ちということもあって、大洋打線では、今や斎藤巧らと並んで中心打者に成長してきたが、今の好打が身につけば江尻二世、6年目にしてホンモノになったといえるのだが・・・。