プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

黒崎武

2014-11-17 22:33:16 | 日記
1959年

黒崎武遊撃手・・・同選手は元来投手で、夏の大会予選では三塁にすべり込んださいの負傷で作新学院に敗れたが、その後回復し、甲子園から帰った作新学院を7対2と降している。だが東映ではサイド・スローの同選手よりも、遊撃手としての技術を高く買っており、東映としては本格的に内野手として育てるといっている。内野が弱い弱いといわれながら、内野の補強が思うようにいかなかった東映にとって、同選手の入団は大きく、フット・ワークのいいこと、打力のあることからして、岩本監督も、「さっそく来シーズンから木村とともに遊撃のポジションを死守してくれるだろう」と目をほそめている。
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茅野智行

2014-11-17 21:53:25 | 日記
1964年

西鉄にはことしふたりの期待されるルーキーが入団した。そのうちのひとりは清投手。研修明けには早速首位の座を賭けた阪急戦に初先発その後も東映、南海戦に登板するなど中西監督も、後半戦には大いに起用するハラのようだ。もうひとりは芝浦工大から西鉄入りした茅野内野手である。大学時代首位打者になったことがあり、すぐにも戦力になるだろうと期待されていたが、バッティングの非力がわざわいして、いまだにチャンスらしいチャンスをつかんでいない。滝内コーチの背番号8を譲り受け、本人も大いに張り切っていたが、やはり大学とプロではバッティングにも差があり、首位打者になったときのフォームでは通用しなかったようだ。重松コーチの話によると、「からだの割にバットを大振りしていたのでフォームがくずれバラバラになっていた。あれではポイントがつかめるはずがない」という。そこで重松コーチは大振りを是正するため、左腕をしぼって腰からシャープに振り出すよう指導した。それが五月初旬、高知で行われたトーナメント大会の頃からで、ようやくモノになりかけた。「あの大会の準決勝でヒットを打ってから、どうやらコツらしきものをつかんだような気がします。むろんまだまだ本物じゃありません。チームが16安打していても、ボクひとりがヒットを打てなかったりするぐらいですから・・」といいながら、茅野は重松コーチのアドバイスを思い出して熱心なバット・スイングを繰り返している。茅野の課題は、このバッティングだけ。守備面ならすぐに一軍でも通用する力を持っている。重松コーチも、「三遊間寄りがちょっと弱い気もするが、守備なら一軍に出してもそれほど見劣りがしない。一か月もたたき上げるとよくなるからだ。問題はバッティングだ。ポイントをつかみかけたようだが、今のコツを忘れずに努力すれば、そのうちチャンスがつかめるだろう」と話している。西鉄に入団した久しぶりの大学卒プレーヤーだけに、周囲の関心も大きいようだ。
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柿崎幸男

2014-11-17 21:16:18 | 日記
1978年

「一軍現役登録、日本ハム、柿崎幸男外野手」2日付のスポーツ面に小さくこんな記事が出た。うっかりすると見落とししそうな球界短信だが、アローンこと、柿崎にとっては4年目にやってきた文字通りの春である。右肩痛の宮本幸、内野のワクからはみ出した新屋に代わっての一軍昇格だが、「今の活躍ぶりからみて昇格は当然」と、二軍首脳陣。今年もイースタンでスタートした柿崎だが、開幕のヤクルト戦で「二番、センター」で登場するや、4打数3安打1打点の大当たり。第3戦のロッテ一回戦でも4打数3安打するなど、打って走っての大活躍。長打力こそないが、バネのきいた足とシャープな振りは、日本ハムでも群を抜いていた。昨年は62試合に出て・227に終わっているが、11盗塁はチーム№1。手薄な外野要員として、その俊足ぶりとファーム一番の成長ぶりが買われた」(担当記者)わけだ。青森・三沢高から入団した異色のハーフ選手。入団当時の球団の寸評によると、「抜群のバネとスピードの持ち主。第二の衣笠(広島)目指すホープ」とある。下積み3年。自主トレのサーキット・トレーニングやマラソンでは、常に№1でその運動神経のすばらしさは以前から注目されていたが、それが晴れて4年目に認められての一軍昇格だ。「まるで夢みたいな気持ちです。このうえは、とにかく与えられたチャンスを存分に生かしたい。人工芝(後楽園)の上で思い切り走りまくりたいと思います」と、柿崎は嬉しさいっぱい。トンボ男島田に次ぐ快足アーロンの多摩川仕込みのハッスルプレーに乞うご期待、というところ。
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