魚市場も開き、クアトロも本格始動である。
寒の入りを迎え、この時期ならではの海の幸を楽しもう。
魚貝類は、寒い内に栄養分を蓄え、春の産卵に備える。
当然、寒い時期こそ海の幸が旨い。
その中でも、天然真鯛は今が旨い。
養殖の真鯛も質が上がり、一年中安定して美味しい真鯛にはありつけるが、やはり寒の内の天然真鯛は別格であろう。
それでは、天然真鯛と養殖真鯛はどう見分ければよいか。
天然真鯛は、ふっくらしてはいるが、身が締まった筋肉質である。
体の色は赤い銅色にコバルトが混じる。
目はまん丸く、青いアイシャドーがある。
鼻の穴は二つ、養殖だと鼻の穴がひとつに繋がっていることが多い。
その天然真鯛を朝〆にする。
夕方には食べ頃を迎える。
「鶴亀」でも傾けながら、朝〆天然真鯛のカルパッチョをクアトロで食べる。
至福の正月であろう。
写真手前のふっくらしているが筋肉質で、目がまん丸で、赤い銅色ホッペは、クアトロの天然孫である、天然真鯛ではない。