このところ、営業時間短縮により自分時間が出来て、ネット配信の映画をむさぼるクアトロの父。これまで、イタリア映画とイタリアを舞台にした作品を集中して観てきた。先日は、“人間の値打ち”を観る。ひき逃げ事件をもとに、その事件に関わる人々、家族がそれぞれの視点から、事件と家族とその人が抱える問題や秘密が明かされていく。とてもよくできた脚本で、後の韓国映画「パラサイト」に繋がっていくような構成。そしてラスト、人間の値打ちとはなにかを問う。クアトロの父の場合、休みの日にそば屋でちょっと一杯やる。それが幸せで、その一杯がクアトロの父の人間の値打ちだ。
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