ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

クアトロの父はつらいよ~クアトロのクリスマス

2019年12月21日 | クアトロ・スタジオーネの話

あぜ道の先には、一軒の農家。
庭には、リンドウの花が咲いている。
部屋には暖かい灯り。 母親が、外で遊んでいる子供の名前を呼んでいる。
「ご飯ですよ~」 やがて、賑やかな夕餉が始まる。
これが、日本人のあるべき姿ってやつじゃないか。

寅さんは、博の父親(志村喬)からの受け売りの講釈をおいちゃんたちに披露する。
(「男はつらいよ 寅次郎恋歌」より)

豊四季の田舎にある一軒のイタリアン。
店先には、鉢植えが置かれている。
店内には暖かい灯り。
店内に入ると 「いらっしゃいませ」と店員の笑顔。
「ご予約ですか」と店員。
「クリスマス・コースを予約しました」と私。
「コースに合わせてワインを色々飲みたいな」と私。
クリスマスには、クアトロを予約して特別な人と乾杯。

これが、豊四季界隈のクリスマスのあるべき姿ってやつじゃないか。
クアトロの父は、受け売りの受け売りの講釈を披露するのだった。

 

 

 

 

 

 

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クアトロの父はつらいよ~クアトロのおせち

2019年12月20日 | クアトロ・スタジオーネの話

四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭いときた。
どうだ、おい、よーし、まけちゃおう。
まかったつむじが3つ、七つ長野の善光寺、八つ谷中の奥寺で、竹の柱に萱の屋根、手鍋下げてもわしゃいとやせぬ。
信州信濃の新そばよりも、あたしゃあなたのそばがよい。
あなた百までわしゃ九十九まで、ともにシラミのたかるまで、ときやがった。
どうだ畜生! さあこれで買い手がなかったら、あたしゃ稼業3年の患いと思って諦めます。
今年もおせちの予約を忘れてはいませんか、ときやがった。
美味しそうな料理があれやこれやだ。
クアトロのスタッフが美味しく料理しちゃうよ。
さあさあ、まだ予約が間に合うらしいよ。
寄ってらっしゃい、予約してらっしゃい。

 

 



 

 

 

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クアトロの父はつらいよ~スペシャル・デリバリー

2019年12月19日 | ワインの話

天に軌道があるごとく、人それぞれに運命というものを持っております。
とかく羊年の女はカドに立たすなというが、もしそんなことを言っているんだとしたら、あなた方、娘さん、一生お嫁に行けない。
な、そうだろう。
うふふじゃない。
こうやってポカンと口を開いてわたしの話を聞いているということは、だ。 今日一日デートをする恋人がいないということだね。
まあ、わたしの話を聞きなさい。
しかし、人間、一寸先の運命は誰れにも予測ができない。
わたしの話が終わる。
あなたが帰ろうとする。
パッと出会った眉目秀麗なる男(おのこ)が生涯の伴侶になるかもしれないよ。
人は見かけによらぬものだ。
これは、ワインだって一緒だよ。
天に軌道があるごとく、ワインそれぞれに運命というものを持っております。
このクアトロにあるフランスはアルザスのワイン。
やたらに美味しい。
コウノトリがやって来る土地で、このワインを造ってるぞ、さあお立ち会い。
農薬とかは、極力使わないでワインを造っております。
コウノトリの住む環境を守ってると云うことだね。
これを、インテリはリュット・レゾネって呼ぶな。
うふふじゃない。
そうやってポカンと口を開けていないで、そのリュット・レゾネとやらをクアトロで飲んでみなよ。
これが、またチーズに合うんだな。
コウノトリのご利益も有ろうというものじゃないか。

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クアトロの父はつらいよ~いばらキッス

2019年12月18日 | デザートの話

何と言うかな、あー生まれてきてよかった。
そう思うことが何べんかあるだろう。
そのために人間生きてんじゃねえか?
寅さんの名言だ。

今年もクアトロのクリスマス・ディナーのデザートは、こだわりのイチゴ・八鄕のいばらキッス。
今年もそのいばらキッスの手配が出来た。
台風や日照時間が少ない時もあったが、今年も美味しく出来たとのこと。

何と言うかな、あー生まれてきてよかった。
そう思うことが何べんかあるだろう。
このいばらキッスのデザートがそれだよ。
この美味しさを理解するために人間生きてんじゃねえか?
しかし、何だな毎年クリスマスに、このいばらキッスを食べるとあー生まれてきてよかったと思うな。


 

 

 

 

 

 

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クアトロの父はつらいよ~赤ヤガラ

2019年12月17日 | 魚の話

駆け落ちした娘(宮本信子)が子供を連れて田舎の父親の元に帰ってくる。
迎えた父親(森繁久彌)は、その娘に説教をする。
「帰れ。
 帰る場所があると思うからいけない。
 帰る場所があると思うから辛抱できないんだろ。
 俺も長いことはないぞ。
 どこか良いところあると思ったから駆け落ちしたんだろ。
 帰る所が無いと思ってその男の良いところを褒めてやれ」
脇で聞いていた寅さんも納得する。
「そうだ、そうだ、いつでも帰る場所があると甘えているから、俺も一人前になれねえ」
それでも、やっぱり故郷は良いなと、柴又が恋しくなる寅さんだ。
(「男はつらいよ 純情編」より)

「食べれ。
 クアトロのおすすめはいつまでもあると思うからいけない。
 そのうちに食べようなんて辛抱するからだめなんだ。
 今日のおすすめの赤ヤガラもそうだ。
 矢柄みたいだからヤガラって云うんだ。
 変な魚だけど、他の魚にはない美味しさがあるぞ。
 そこんところを褒めてやれ。
 今しか食べられないんだから、ワインでも日本酒でも合わせて食べてやれ」
クアトロの父も、誰とも無く説教をするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

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