寒いけれど久しぶりのおしめり。
こんな日はきっと沼も、 黝朱色(ウルミイロ)に違いない。 ひとけない公園で、 ひっそりと沈んでいることだろう。
何日も晴れれば、 そぼ降る気配が懐かしく思われ、 細いひとすじが鈍色にひかるのを想像する。 しょぼしょぼ、 しとしと、 ぽつぽつ、 ぱらぱら。 ざあざあ。
今日はシトシト… 音がしない。
曇天をみあげ碧空を夢みて身勝手なことだ。
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三日まえ… 気温15度 蛙も歩けば軽く汗ばむ。
雲はうらうらと、 スライドショーに余念なく、 ひとしきり沼を覗いていった。 シャッターを押しながら 「言霊の 幸はふ国…」 「天翔り見渡したまひ… 」 と唱え、 出張の平穏を祈った。
機影が、 みるみる小さくなってゆく。
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雨は愛のやうなものだ…
涸れるこころを静かに湿らせる、 一篇の詩のように。
一行だけを切り取っては詩人に申し訳が立たないので 以下に
雨は愛のやうなものだ/ それが日もすがら降りそそいでゐた/人はこの雨を悲しさうに/すこしばかりの青もの畑を/しだいに濡らしてゆくのをながめてゐた
(歌のわかれ) 中野重治
先日初詣(ちょっと遅いですねぇ!?)に、麻布七福神をめぐってきました。
私が廻った最後の神社は、宝船の朱印をもらえる「麻布十番稲荷神社」でした。その階段口に、立派な蛙さんが二匹。
蛙のお守りは、お財布に入れておくとお金がかえる、身につけているなら、若返る、蘇る、お家に帰る…それからなんだったかなぁ?
蛙の像に皆さんが水をかけてあげて、瑞々しくピカピカ、生き生きと座っていましたよ。
蛙さんにここのお守りをあげたいなんて思ったけれど、ご自身が蛙なんだものね。
蛙さんのブログを読んで忘れていたものが、私の心にかえるのだわ!って、思い直していました。
あなたは私のお守りですね。
ちょっと誉めると そっくりかえって。ピカピカ、生き生きとしていたいですね。soraさん ありがとうございます。 どうぞ御利益がありますように。
雲のスライドショーのおまけ付きで。
soraさんのコメントの蛙百態も嬉しくてひっくりかえりそうでした。
「帰る、かえるの声ばかり」と嘆いていたずーと遠い記憶を振りかえることになりました。
そっくりかえる蛙さんはちょっと想像できないのですが。
おかげさまで生きかえることができ、若かえる事でしょう。早速のご利益がかえってきました。
お喜びいただいたので、カエルのお守りをここに付けておきます http://jin3.jp/annai/jinja.htm