想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

一日のいのち

2008-08-25 15:26:32 | Weblog

   午前9時、さてわたしの命はあと何時間だろうか。

   今日一日かぎりのいのちを、どう過ごすか? という問いより
   残りの十数時間をどう生きるか? と問いなおし

   考えてみるまでもなく、わたくしはわたくしの延長として
   ここにいる。そして終わりがくる。

   終わり‥
   長いトンネルは暗いだろうか。
   闇に包まれた夜の森のように、
   静かに何かの息づかいを探ろうとして進み
   目を凝らしても何も見えないか。

   愛しい人のことを考え、会っていないことに気づき
   電話をかける。
   手紙を書く。
   言い残したことはないか、考えるときりがないくらいで
   多すぎることは無に等しいことに気づき、書くこともない。
   愛していると書くと、あとは白い余白が残る。

   余白を読んでくれる人であるならば
   会わずともわかりあえる。

   今日のいのちをどう生きるか?
   いつもと同じです、という答え。
   それしか思いつかなくなったのは
   死は、いつも隣合わせ、皮一枚で続いているという感覚。

   トンネルが終わると、開ける世界。
   そこにわたくしの新しい一日がある。

   


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雨、雨、雨

2008-08-25 11:31:59 | Weblog
   土日、二日とも一日じゅう、雨。

   夕刻から小降りになったら、緑が靄に被われて
   白く幻想的。
   肌寒く、まだ夏なのに長袖シャツと上着を羽織り
   暖房を入れている。

   外の仕事ができない日は、たまった仕事を片付けるのに
   いいわけがなくて、ちょうどいいかなあ。

   追記/写真、窓から雨が降り続く森を撮ったのと差し替えました。
      陽射しを浴びるワイルドフラワーでは、ちょっとピンとこないと
      思い直して。


   ※ ふるごとじゅく更新しました。
     未然本紀と黄泉本紀より、2つほど。
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