昨日はここ、東京・代々木公園へ飛んでみました。
木の太さが目立ちます。
うさこがいつも眺めてるこの森の景色。
ここからほんの一眠りの間に(新幹線ではね)、いまだ落葉の町へ。
トンネルを抜けたら雪国だった、みたいな変わりようで。
日本列島が南北に伸びているのを実感します。
がらりと変わる景色に、無理なく気分転換できます。
銀杏の葉があの独特の匂いを放っていて、長居は無用な感じであります。
寒いことは寒い。けれどもダウンやファーがいるほどでもない。
散歩しているというよりもついでに立ち寄った風な、通り抜けてます的な人
しかいないのは、季節のせいでしょうか。それとも休日ではないから?
一本の楓の前に、二三人集まってました。紅葉を撮ってるようです。
なので、ではあたいも撮るかなと、撮っている人を撮りました。
ケータイをかざして撮っている人はストーン女史。
「ここをゆっくり歩いたことはなかったわ~」と喜んでいます。
うさこが後ろから撮っていることに、まったく気づいていないね。
うふふふふふ、写真より実物はもっとさらにスマートである(念のため)。
念押すと意味ないじゃん、と苦情がきそうだが、そこはまあまあ‥‥
東京には整備された公園がいくつもあって、その気になれば森林浴もどきを
味わえるのに、その気にならないのはたぶん、忙しすぎるせいですね。
なんのことはない、うさこたちも公園の近くで会合があったので、その帰り道、
寄り道したのでした。
いつもは急ぎ足で通りすぎるのに、だれか親しい人と一緒なら寄り道する気に
もなるんだなあ、東京は公園もぶっそうだし一人歩きはご用心なのですよ。
公園を出たら、心はすでに森へ向かい(ワープしたい)、歩き出し、
表参道を下りはじめると、坂道の向こうまでぎっしりと、人、人、人の頭。
今日も明日もお祭りだい的な人だかりが、ゆっくりとうごめいていて驚き。
ストーン女史の情報によれば、なんとかいう安売り店が原宿にオープンして
行列が出来ているそうな。安いからってたくさん買える、とか言うのね、
だめねえ、そうねえ、もったいないわねえ、と二人ぶつぶつぶつ文句言いつつ
「ね、この前着てたあのワンピース、いいね」
「ええ、あれは作りました」
「えええっ、作ったのー?うっそー」
「わたしがじゃないよですよ、小母さんに作ってもらったの。渋谷の駅前で
メーター幾らの生地買って。」
「ああ、あの生地屋さん?」
「そうそう。あそこ」
「へー。いいねー、そりゃいいわ」
「へへへ、いいでしょ。色違いで作りました」
「ヘップバーンみたいなワンピースだったね、似合ってたよ」
「ふふふふ、ショーウインドウで見て、いいなと思ったから似せて
作ったのですよ。ヘップバーンぽいのが好きなの。うさこさんも
作りますか」
「作る作る、っていうか、作ってくれないかなあ、小母さん。
古着物をほどくからそれ使って」
「ああ、それもいいですね。オーケーですよ、たぶん」
ふたりの共通点は、古いものが好きなこと。
表参道の商業施設には新しいものがたくさんで物珍しいでしょう。
でも何年もかかって育った樹々ほどには、癒してくれません。
人の手をかけたものや時を超えてきたものほど、心になじむのだと
思ったのでした。
木の太さが目立ちます。
うさこがいつも眺めてるこの森の景色。
ここからほんの一眠りの間に(新幹線ではね)、いまだ落葉の町へ。
トンネルを抜けたら雪国だった、みたいな変わりようで。
日本列島が南北に伸びているのを実感します。
がらりと変わる景色に、無理なく気分転換できます。
銀杏の葉があの独特の匂いを放っていて、長居は無用な感じであります。
寒いことは寒い。けれどもダウンやファーがいるほどでもない。
散歩しているというよりもついでに立ち寄った風な、通り抜けてます的な人
しかいないのは、季節のせいでしょうか。それとも休日ではないから?
一本の楓の前に、二三人集まってました。紅葉を撮ってるようです。
なので、ではあたいも撮るかなと、撮っている人を撮りました。
ケータイをかざして撮っている人はストーン女史。
「ここをゆっくり歩いたことはなかったわ~」と喜んでいます。
うさこが後ろから撮っていることに、まったく気づいていないね。
うふふふふふ、写真より実物はもっとさらにスマートである(念のため)。
念押すと意味ないじゃん、と苦情がきそうだが、そこはまあまあ‥‥
東京には整備された公園がいくつもあって、その気になれば森林浴もどきを
味わえるのに、その気にならないのはたぶん、忙しすぎるせいですね。
なんのことはない、うさこたちも公園の近くで会合があったので、その帰り道、
寄り道したのでした。
いつもは急ぎ足で通りすぎるのに、だれか親しい人と一緒なら寄り道する気に
もなるんだなあ、東京は公園もぶっそうだし一人歩きはご用心なのですよ。
公園を出たら、心はすでに森へ向かい(ワープしたい)、歩き出し、
表参道を下りはじめると、坂道の向こうまでぎっしりと、人、人、人の頭。
今日も明日もお祭りだい的な人だかりが、ゆっくりとうごめいていて驚き。
ストーン女史の情報によれば、なんとかいう安売り店が原宿にオープンして
行列が出来ているそうな。安いからってたくさん買える、とか言うのね、
だめねえ、そうねえ、もったいないわねえ、と二人ぶつぶつぶつ文句言いつつ
「ね、この前着てたあのワンピース、いいね」
「ええ、あれは作りました」
「えええっ、作ったのー?うっそー」
「わたしがじゃないよですよ、小母さんに作ってもらったの。渋谷の駅前で
メーター幾らの生地買って。」
「ああ、あの生地屋さん?」
「そうそう。あそこ」
「へー。いいねー、そりゃいいわ」
「へへへ、いいでしょ。色違いで作りました」
「ヘップバーンみたいなワンピースだったね、似合ってたよ」
「ふふふふ、ショーウインドウで見て、いいなと思ったから似せて
作ったのですよ。ヘップバーンぽいのが好きなの。うさこさんも
作りますか」
「作る作る、っていうか、作ってくれないかなあ、小母さん。
古着物をほどくからそれ使って」
「ああ、それもいいですね。オーケーですよ、たぶん」
ふたりの共通点は、古いものが好きなこと。
表参道の商業施設には新しいものがたくさんで物珍しいでしょう。
でも何年もかかって育った樹々ほどには、癒してくれません。
人の手をかけたものや時を超えてきたものほど、心になじむのだと
思ったのでした。