想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

うまいハンバーガーが食べたい

2008-12-24 01:20:53 | 
 と思うこのごろ、アメ牛が恐くて遠ざかったまんまなので数年間は縁がない。
 その前からすこしづつ肉を食べなくなったので、食べたい気持ちだけが残り
 実際は手を出さないのであった。
 モスバーガーが国産牛国産野菜のハンバーガーを売り出すというニュースに
 そそられたりするが、わたしの居住区にモスバーガーの看板は見当たらない。

 たま~に、ごく稀に差し入れでハンバーガーを買ってくる人がいたりして
 大いに迷惑し、笑って受取るもすぐに手が出ないので冷めて固まってしまう。
 自分では捨てられず、誰か気づいて捨ててくれるのを待つ卑怯な手段をとる。

 本日の本題(ダジャレじゃないよん)
 【面白いことを とことんやれば 「起業」は必ずうまくいく】
 というあたりまえのタイトルをつけた本は、フレッシュネスバーガーの話。
 社長、栗原幹雄氏が体験を綴ったものでよみやすくわかりやすく、真似しにくい。

 あたりまえのことをやる人は広い世の中でも意外に少ないのである。
 たとえば、この本のなかで厨房を安くつくるために材料を自分で選ぶ、
 安いだけじゃなくて、既成のシンクやオーブンやレンジを使わないで
 自分のイメージ通りのものを探して、なければ作ってしまう。
 借金をせず、最初に決めた自己資金が尽きたら、そこで止め撤退すると
 限度を決めてから起業にチャレンジ。
 自己資金の範囲内で絵を書くけれども、もちろん成功が最終目的である。
 成功とは黒字であること。
 黒字になるだろうという見込みで拡大したりしないこと。

 などなど、ごくふつうのことが書いてある。
 だがふつうのことを人があまりしないことを、この人はよくわかっていて
 抵抗勢力(専門業者ですね)にあっても意志を曲げたりせず、決してめげない。
 反対されることも計算のうちなので孤軍奮闘する。
 人と同じことで安心するという人生に魅力を感じない人である。

 わたしの周囲にはあたりまえのことをあたりまえにやる人が
 少なからずいるので、栗原さんに共感はしても感動はしなかったし、
 これを真似ても、もう儲からないことも知っている。

 人が成功した本を買って読んでもためにはならない。
 なのにサクセス本を作って売ろうとする詐欺みたいな編集者が多いし
 アホなサラリーマンや大学生がメトロ改札口脇の本屋とかで無駄銭を
 使う。よって、けっこうこの手の本は売れ、おあしは回る。

 売れる本を書かねば喰えないライターがゴーストで書く。
 栗原さんはおそらく自分で書かれたろうが、この手の本専門ライターは
 月に一冊ほど書いてメシを喰うのである。
 他人がメシを食うために書いた本に金を使うような人が果たして
 他人を出し抜いて成功することができるかどうか、深く考えずとも
 自明である、よってちかしい人には勧めない。
 わたしのアホな話でじゅうぶんである。

 「うまいハンバーガーが食べたい気持ちだけは今も温存している。」
 これがアホの戯言、カシコイ人はこれだけでじゅうぶんヒントにする
 ものなのである。
 
 本日、はなはだ機嫌悪し、口が悪いの隠してました、すんません。

  ※ふるごとも、渋く更新しました。
 
 
コメント
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