想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

バラードを聴く FRAGILE

2008-12-17 09:45:03 | Weblog
 憂いのない瞳、無垢。みつめられると
 「我々はいかにもろいものであるかということを」と
 くりかえすこの歌 フラジャイル が流れているのが
 不似合いなのだが‥‥

 自民党などつぶれてしまえ、と検索すれば、あれよあれよと
 記事が出て来るのに、逆に驚いてしまったり世も末、ほんとに末期症状。

 元はスティングの曲の「FRAGILE」。
 わたしが好んで聴くのは、鈴木重子のヴォーカルで
 CLOSE YOUR EYES の冒頭に入っているもの。

 このCDは「静かな、眠るとき、耳元でかけておけるような」ものを
 という考えで作ったと、鈴木重子さんがライナーノーツに書いています。

 ハスキーで静かな低音が魅力的な彼女の歌声は、気持ちを落ち着かせて
 くれるので、もうずいぶん前に買ったものですが、ときおり取り出して
 流しています、昼となく夜となく。

 でも一番好きなのがやはりFRAGILE.
 こういう歌を日本人はあまり歌わないのは、なぜだろう。
 強いてあげれば、昔昔の中島みゆき? おもいつかない誰も。
 愛だの、恋だの、ポニョだの、そんなのばかり。
 
  On and on the rain will say
  How fragile we are

 そう、降る雨も、地を照らす月光も、
 人の愚かさともろさを教えてくれる。
 しずまりかえる森の夜は、自我の殻を闇のなかに溶かしてくれる。
 かえりみれば、悲しみばかりなのに、人は生きているなあ。
 
 

 「会えない時間が愛育てるのさ」by ひろみGO
 ブルースじゃないねえ、それは。
 目の前のものを愛せよ、悔いを愛せよ、であるな。

 PS: 大阪のAYAちゃん、エレカシがいるじゃないですかーって?
 はい確かに「武蔵野」、あったね、いい歌だ。
 でも昨夜はFRAGILE な気分だったのです。
 
コメント
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