想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

愛鳥週間だそうで

2009-05-14 13:03:41 | Weblog
木立が萌え色からしだいに緑濃くなってきて、鳥たちのさえずる声も
にぎやかになっていく。早朝から昼頃まで、そして昼間休憩してまた夕刻と、
鳥の声が絶える事がない。
新しく植えた木にも、前からある年寄りの木にも鳥はやってくる。
名前を知らない野鳥がいて、あわてて双眼鏡を取り出して羽の色を調べたり‥
そういえば今週は愛鳥週間だそうだが(カレンダーに記してあったので)。
森では年じゅう愛鳥である。○○週間というのは啓蒙活動なのだろうけれど、
月間にしたほうがいいんじゃない? せめて、ね。

鳥たちのさえずりを聴いて、想像たくましくする。
彼らは嘘をつくだろうか。

嘘をつくことが平気になっている人に驚かされる。
わかりきったことでも、嘘で固めてはばからない。
嘘そのものに罪があるのではなく、方便にもならない嘘ならばただの外道だからだ。

大きな音はもちろんちょっとした人の動きに敏感に反応して鳥は飛び立つ。
森の生き物は恐れを知っている。
嘘は恐れをなくした時から始まる。
それは同時に神から遠ざかることでもあるし、逆気の神に近づくことである。
いずれに寄ってもハタラキは生じ、嘘は嘘なりの結末があることを知らず、
たいていの嘘つきは滅びるようになっている。
哀れなことよ、それを「嗚呼」という二文字で表されている旧事紀。



鳥も野の恵みたちも、流れに乗って今年も育まれていく。
うさこはカメの背中に乗り、流れに便乗して生きて行こうと思っている。
少々下り坂や斜面があっても、しがみついてさえいれば落ちることはない。
しがみつく背は信。
持たざる者は素直に生きる、そこに活路はある。



一緒に行くぞー。



コメント
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