森から出て町中へ。
途中にこの川沿いの道を通り、たまに釣り人とすれ違う。
風の音かと思ったら、水音に重なってピアノの音色が聴こえてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/38/a7b08b42755163e3b7aa395e99fa9398.jpg)
釣り人は魚を待ってはいないらしい。
車から大きな音量で漏れてくる曲はユーモレスクだった。
でも、なんか違う。ドボルザークの名曲、あれと違う。
おお、ピアノはスイングしているではないか。
ああ、これは山下洋輔?
だとしたら、 80年代のアルバム「センチメンタル」。
ミシシッピー川を旅した旅行記も雑誌に連載されていた頃だ。
ジャズの源流を訪ねたミュージシャンのイメージを今目の前にある川に重ねて
思いに耽る釣り人なの?
じゃあ、このあたりには魚がいないことを知っているのか。
誰もこない道だと思っていたろうに、うさぎが一匹降りてきて興味津々で
邪魔をしたのであった。
ipodやウォークマンではなくカーオーディオ派のようで、ヘッドホンやイヤホン
などしていなかった。(あれは都会の道具、こんな山ん中ではいらないのだろう)
歯切れのいいピアノは、「枯葉」に変わった。
ずっと聴いていたいが道を急ぐことにした。
駅で来客が、待ちぼうけをくっている。
戻り道はまだ日暮れてしまうには間があったが、釣り人の姿はもうなかった。
奥にぼんやり見える山影、あのような山を二つ越えると谷間の家へ着く。
途中にこの川沿いの道を通り、たまに釣り人とすれ違う。
風の音かと思ったら、水音に重なってピアノの音色が聴こえてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/38/a7b08b42755163e3b7aa395e99fa9398.jpg)
釣り人は魚を待ってはいないらしい。
車から大きな音量で漏れてくる曲はユーモレスクだった。
でも、なんか違う。ドボルザークの名曲、あれと違う。
おお、ピアノはスイングしているではないか。
ああ、これは山下洋輔?
だとしたら、 80年代のアルバム「センチメンタル」。
ミシシッピー川を旅した旅行記も雑誌に連載されていた頃だ。
ジャズの源流を訪ねたミュージシャンのイメージを今目の前にある川に重ねて
思いに耽る釣り人なの?
じゃあ、このあたりには魚がいないことを知っているのか。
誰もこない道だと思っていたろうに、うさぎが一匹降りてきて興味津々で
邪魔をしたのであった。
ipodやウォークマンではなくカーオーディオ派のようで、ヘッドホンやイヤホン
などしていなかった。(あれは都会の道具、こんな山ん中ではいらないのだろう)
歯切れのいいピアノは、「枯葉」に変わった。
ずっと聴いていたいが道を急ぐことにした。
駅で来客が、待ちぼうけをくっている。
戻り道はまだ日暮れてしまうには間があったが、釣り人の姿はもうなかった。
奥にぼんやり見える山影、あのような山を二つ越えると谷間の家へ着く。