想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

親分優先である

2009-05-16 15:06:52 | Weblog
(上目使いだとかわゆく見えると、ギャルに教わりました、へい)

一昨日の夜中に森の家へ戻ってきたら、いろいろ吹き飛ばされていた。

高速道路は横風が強く速度規制。いつものスピードで走り通してきたが、
十数年も同じ道を通っているからといって油断はしない。
真夜中、暴風雨、凍結、横風、土砂崩れ、色々起きる。でも行ったり来たり、
懲りも飽きもせずに続けている。終の住処なのだから、あたりまえだけど。
車は4代目で、今が一番安くて気取りのないヤツだ。
親分はまだ六ヶ月の子犬の頃、後部シートにジャンプして乗る訓練をした。
だからいつも飛び乗るのは得意であるし、飛び降りる。
けれど、だんだんと脚が弱ってきたので車高が低い車にするか、乗り降り用に
板をかけてあげるかなと考えていた。
昨年、事故ってしまって現在の低い車がやってきた。以外と早く、問題解決。

おかげで親分は飛び上がらずとも、ゆったりと乗り込める。
乗った後は、後部座席を陣取ってグーグーグーと寝ている。
誰かを乗せるとき助手席で足らないときは、親分の脇で小さくなってもらうしかない。
親分優先席なのである。
ただし、この車、でこぼこ道に弱いのが難点。山道は直しても直しても強い雨と
雪で壊れてしまうので車高のある車でないと腹を擦ってしまうのである。



帰りついた時には闇のなか、気づかなかったが一夜明けると大風の被害が
けっこうあった。
桜の枝がねじ切れ、春先に植えたサンシュウが根こそぎ倒れたり、
オオデマリの若い枝も折れていた。
バラの伸びたツルは折れるのは免れたが、横倒しに。
今は使っていない犬小屋も転がっていた。


   (ここは風の通り道、若木がよく倒れなかったとほっとした)


一人でできるだけ片付けたが、残りはカメとその弟子たち頼みである。
申し訳ないので、シマコにこぶりの生イワシを買ってきた。
カメのかわいがっているシマコにゴマをすっておく作戦である。
シマコちゃん、シマコちゃんと、猫なで声で呼び寄せてダニ取り薬を首後ろへ
落とすのも成功した。(書けばカンタンだが、一日がかりであった)
奮闘するうさこを親分は縁側の優先席でじっと見ていた。
よし、OK、そんな目線であった。
応援してもらっている気がして嬉しいかぎりである。
コメント
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