★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

ヤマシャクヤクと庭の花たち

2022-04-23 08:47:14 | 季節の花
昨朝、明け方に雨音がして居ました。
我が家の小さな庭が、しっとり潤って小さな植物が生き生きして見えます。
気になって居たヤマシャクヤクを見ると、今にも開花しそうな蕾です。


観察していると、午後、気温が上がるにつれて開花を始めました。


昨年まで、4輪咲いていたのですが・・・
今年は残念な事に1輪しか咲きません。何故なのか??
山野草は手入れしすぎても悪影響ですし、放置すれば消える場合もあります。
それだけに咲いた時の嬉しさは倍化します。

ちょっと弱弱しい咲き方です。


コンロンソウ(アブラナ科)

ムラサキケマン(ケシ科)

ムスカリ


ムスカリの花にスジグロシロ蝶が飛来しました。


スズランは繁殖力が強く、いつの間にか、我が家の庭はムスカリとスズラン
が競争してグランドカバー状態になっています。
以前、庭のスズランを集めてブーケを作った事がありますヨ。
微かな佳い香りのするブーケでした。


                    2011.5.21写

  
  編み笠ユリ

下向きに咲くので、少し横を向いてもらいました。


洋スミレは大きく美しい色をして居るのでどんどん増えても放置して居ます。
アメリカスミレサイシン・パピリオケアナもプリケアナも
それぞれが好きな場所で増えて、こちらもグランドカバー状態です。

              アメリカスミレサイシン・パピリオケアナ

こちらはアメリカサイシン・プリケアナです。

         アメリカスミレサイシン・プリケアナ

ツルニチニチ(キョウチクトウ科)



遅めの水芭蕉

2022-04-22 10:17:33 | 季節の花


カタクリの花が咲いている出早神社の境内の池を経て
流れている小川沿いには、水芭蕉の花も見られました。
日陰なので、少し生育が遅く感じられますが、
目覚めたばかりの、清楚な水芭蕉群です。




水芭蕉が咲く境内の池に、幼稚園の子供達が自然観察に来て居ました。
可愛いらしい子供の様子にカメラを向けると
責任者らしき人から注意されてしまいました。
子供達を守る先生の責任感に敬意を表しながら
遠くから、子供達の様子を写す許可を頂きました。



この小さな池には、ビックリする位、沢山のオタマジャクシが誕生します。
子供達は、花よりもオタマジャクシに興味を持って居る様でした。
下の写真は、以前、小学生が捕獲して居たカエルの卵とオタマジャクシです。

                        2020.4.16写
池の周囲にもアズマイチゲやキクザキイチゲなど
スプリングエフェメラルが見られます。

アズマイチゲ

キクザキイチゲ



キクザキイチゲ

小さなニョイスミレ

10月ザクラ・桜の花が咲く頃の花も花数は少なく寂し気な印象です。

近隣のお宅に咲いていたシロヤマブキの花

シロヤマブキは花と種が同時に見られます。


ヒイラギと垣根

2021-12-19 15:17:35 | 季節の花


公園の垣根のヒイラギ(モクセイ科・モクセイ属)が微かな香りを放って
咲いています。



クリスマスのリースにするセイヨウヒイラギは赤い実がなり
葉が互い違いに出る「互生」ですが
節分に使うヒイラギは葉が向かい合ってつく対生です。


ヒイラギの葉は年数が経つほど、葉の棘が少なくなって
丸葉になって行く事から、
人生経験を重ねて人間性豊かになると角が取れて丸くなると
喩えられています。
しかし、当然ですが、とげとげした葉の枝に咲く花の方が
瑞々しくて美しいです。




ヒイラギは小さな花の中心部分から枯れて行くのが見られます。
違う品種のヒイラギの花かと思うほど綺麗な枯れ方です。


この垣根は何の垣根でしょう?
原木が判らない程
アオツヅラフジ(ツヅラフジ科)が木々を覆ってしまっています。





ショカ様がアオツヅラフジの種は
アンモナイトの様だとblogして居られました。
私もショカ様に習って種を取り出してみました。




ぬめりを拭き取ると可愛らしい4㎜位のアンモナイトが出現しました。
アオツヅラフジの花(ネットからお借りしています。)


サオトメカズラの実サオトメカズラの花(2021.7.24写)



マサキ(ニシキギ科・ニシキギ属)の垣根には弾けた実が見られました。
マサキの花(ネットよりお借りしています)



久しぶりに出逢えた花たち。

2021-12-06 14:31:38 | 季節の花





寒い零下の日が続きました。
木の葉も風に舞い、冬木立が多くなって来た中で
葉も花も色鮮やかに咲いているシオヤキフウロ・別名姫フウロ
(シオヤキフウロウ科・フウロウ属)霜が融けて水滴になっています。


ヒマラヤユキノシタ(ユキノシタ科・ヒマラヤユキノシタ属)
葉が霜焼けして赤く変色しています。


マツバギク(ハマミズナ科・マツバギク科)
この花は、寒さに強く、花期も長いです。


セイヨウノコギリソウ(キク科・ノコギリソウ属)
線路際の石畳近くで咲いていました。
石の暖かさが花を守っているのでしょうか。


ムシトリナデシコ(ナデシコ科・マンテマ属)


美央ヤナギ(オトギリソウ科オトギリソウ属)
我が家の西日が当たる場所で数輪開花しました。
朝は零下になりますが、葉に保護された場所での開花です。
残念ながら翌朝には美しい姿は見られず・・・
この時期は1日花です。


初夏に60輪近い花を咲かせたクチナシですが・・・
たった1ヶしか実がなりません。
数年前には7~8個実がなったのですが・・・。
実が出来る方法を御存知の方は教えて下さい。



               

石段の脇に植えているオモトの実は例年、沢山実を付けます。
葉影で見えない実の株を数えて見ると11株の実が立ち上がって居ます。




googleレンズ

2021-11-16 19:25:46 | 季節の花
長い事、ガラケーを使って居ました。
基本的には電話をかけたり受けたりする以外
日常的に携帯の必要性が無かったので、
スマホに切り替える時期が遅れて居ました。
しかし、近々、電波が届かなくなり使えなくなるとの事。
そうなると、1秒でも1分でも早く買い替えた方が
頭脳の適応力が在る気がして・・・急ぎ入手しました。


駅の西口はバスの発着所がありますが、比較的ヒッソリした場所です。
小さな花壇にはボランティアの方々の尽力で
花の種類は少ないですが、環境に強い花が植えられています。
新しいスマホを持参してgoogleレンズ機能を確かめてみました。

ビオラ・スミレ科

ガザニア(キク科)







アリッサム(アブラナ科)

カッコウアザミ・アゲランタム(キク科)

キャットミント(シソ科)

キャットミント(シソ科)

サルビアグレッキー・パープルブルー(チエリーセージの仲間)

100%正確な回答が得られない時も在りますが、
葉と花を的確にとらえているとヒントになり
更に詳しい検索が出来たりします。
私にとって、googleレンズはスマホに変えて一番楽しい機能です。
レンズが間違った回答をしていたら教えて下さい。







文化の日

2021-11-03 12:07:37 | 季節の花

今日は文化の日ですネ。
遠く望む穂高連峰と北アルプスが雪化粧しています。
信州では、秋から冬は超特急でやって来ます。
気が付けば公園のカラタチの葉がすっかり落ちて
今迄目立たなかった実が沢山なって居るのが見られました。

カラタチの花 2021.5.04写


ネムノ木の花 2021.7.18写

ネムノ木には、花とは想像も出来ない実が沢山付いていました。
垣根のアベリアは寒さに強く・・・
葉がすっかり紅葉しても綺麗な花を沢山咲かせています。

アベリア(スイカズラ科ツクバネウツギ属)


我が家の西日の当たる場所ではクレマチス・HFヤングが返り咲いています。

セイヨウアサガオ(?)


オモトやナンテンの実も大分色付いて来ています。


ナンテンの花 2020.7.08写


宿命のマント植物

2021-08-31 12:47:14 | 季節の花

蔓性の植物で処分される宿命の小さな花が何種類かありますが
身近な花で代表的な植物は、サオトメカズラでしょう。
花は愛らしいのですが、他の植物を覆い尽くして
成長の邪魔をするので見つけると、即駆除しますが
根元はかなり地中深くに蔓延っており
根こそぎ除去するのはなかなか困難です。


私も花が終わると除去しますが、
花から実になり始めた時の様子はとても綺麗です。


放置しておくと晩秋には茶色く変化して
実が炸裂すると大変な事になるので、
大急ぎで処分してしまいます。

                      (2020.11 写)




先日、偶然に通りかかった裏通りの駐車場で、
ポールに絡まっているガガイモ(キョウチクトウ科)を見付けました。
数年前に松本郊外のサラダ街道で見かけて以来の出会いです。


ご覧の様に、ガガイモもサオトメカズラと同じ様に
他の植物を覆い尽くし、枯らしてしまうので除去の対象になって居ます。
花は細毛が花全体に生えているので
一見、厚みのある花に見えます。


花の大きさはサオトメカズラ程度ですが、サオトメカズラより
葉が蜜に植物を覆うので見つかれば間違いなく駆除の対象です。





クスダマの様な花が集まって実になるのでしょうか?
秋には、親指位の大きさの実を付けて、
中には種がぎっしり詰まって居ます。

                        2012.12(写)
ギッシリ詰まった種はやがて種毛が伸びて
何処へでも飛んで行く風媒花です。


この駐車場で秋まで観察出来れば良いのですが・・・
間違いなく、近日中に除去される宿命だと思います。
駆除されないうちに記念撮影をして来ました。




同じく、他の植物に絡まり除去されるのはヤブガラシ(葡萄科)。
ヤブガラシも地中深く根が張って居て駆除が難しい植物デス。
このアジサイはヤブガラシの蔓に何ヶ所も絡まれており、
紫陽花の葉はヤブガラシの葉影で全く見えませんが
隙間をかいくぐって咲いている紫陽花の逞しい事!




ヤブガラシの花はとても小さく(5㎜位)写した花には花弁がありませんが
咲いたばかりは花弁が4弁で雄蕊が在る雄性期がある花です。
(紫陽花に近い花は雄性期の花)
成長と共に花弁が落ちて、花柱が長く伸びているのが見られ
この様子から別名・ロウソクバナとも称されて居ます。
中心部分のオレンジ色の花托 には蜜が充満しており
吸蜜している昆虫類が多く見られます。

       
    (雄性期の花の拡大・ネットよりお借りしています)



                          (2019.12写)

ヒヨドリジョウゴ(ナス科)はヒヨドリがこの実を食べると
酔った様になる事からこの名に繋がったそうですネ。
ヒヨドリジョウゴは植物全体が腺毛 で覆われており
何処を触っても絡みついてくるような印象を受けます。



咲いたばかりの花はラッパ状にうつむき加減ですが
やがて花弁が反りかえって
バトミントンのシャトル(羽)の様な形になります。



実も可愛く、綺麗なのですが、
やはり、他の植物に絡みつき成長の邪魔をするので
一部は残して記念撮影をした後に駆除しています。



今日は身近で駆除される植物を取り上げてみました。





酷 暑

2021-08-29 17:12:19 | 季節の花


今日も快晴で暑いです!
強い太陽の熱射で道路からの照り返しが熱風になり
日陰に居ないと熱射病になりそうです。
実がなり始めた湖岸のナナカマドは、台風の被害にあって
一部分、樹が折れたそうですが
剪定された分、残った枝には沢山の実がなって居ます。






ホバークラフトの飛沫が涼気です。


右上の写真の飛行物体(?)はシオカラトンボです。(笑

細葉ウンラン・ゴマノハグサ科



マツバギク・キク科

メマツヨイグサ・アカバナ科


シャボンソウ・ナデシコ科


アメリカセンダングサで、モンキチョウが吸蜜中。
今日はヨットハーバー近くで咲いている河原の花々を掲載してみました。








アフリカハマユウ

2021-07-20 08:30:47 | 季節の花


ハマユウ(ヒガンバナ科)と言えば、温かい地域の海沿いで
見られる植物・ハマユウを連想しますが、
舗道の片隅でアフリカハマユウが咲いているのを目にしました。
原産は南アフリカで、明治時代初期に輸入されたそうですが
熱帯地方の植物が、諏訪地方の零下10度近くにもなる極寒の冬にも耐え
今日まで咲き続けて居る事を思うとビックリです!



花は白百合の花を彷彿とさせる、美しい清楚な花です。
蕾を沢山付けていますが、深夜に満開し
朝方には枯れる一日花です。
(株の中には、咲き終えた花が沢山見られました。)
周囲に見られる赤い花はフランネルソウ。

フランネルソウ・スイセンノウ(ナデシコ科センノウ属)


ダイヤーズカモマイル・虫取りナデシコ・オルレア.フレンチレースの中に
スカシユリが咲き始めています。


スカシユリはユリ科・ユリ属で真上を向いて咲きます。




気の早いコスモスも咲いています。
芽生えたばかりの繊細な葉と花の対比が綺麗!
でも、そんなに早く秋をよばないで・・・




我が家の八重咲きのオリエンタルリリーも咲きだしました。
この百合は数年前の母の日のプレゼントです。
鉢植えを地面に放しましたら余程地面が気に入ったのでしょう。
例年蕾を増やして、今朝蕾数を数えたら24個も付いています。
花の無くなった庭で一際豪華に咲いています。



大賀ハス

2021-07-15 09:01:06 | 季節の花


郊外の休耕田に大賀ハス(ハス科・ハス属)が開花を始めています。
大賀ハスの起源は縄文時代迄さかのぼり、
発見当初は世界最古の花として、
日本はもちろん海外でも大きな反響を受けた花です。




大賀ハスは、1951年に千葉県の東京大学検見川総合運動場内の
「落合遺跡」で発見されました。
ハス博士である大賀一郎博士によって掘り進められ、
合計3粒の古代ハスの実を採取し、生育に成功したそうですが
2粒の種の根は途中で枯れて
最後の1粒が「千葉県農業試験場」(現・菖蒲園)に移され
そこから分根を繰り返し、古代ハスと呼ばれる最古の花は
徐々に各地に増えて行ったそうです。





この休耕田の大賀ハスも井戸尻遺跡から分根されて、
地元の方々の管理の元、例年美しい花を咲かせています。
咲き始めの花色は鮮やかなピンクで、
散る頃には色が薄くなり、白っぽく変化して行きます。







小さなハス田ですが、咲き始めから散り際まで
色々な花姿が見られます。
散り始めた花弁の色も優雅に感じます。








葉の上に溜っている露に一枚の花弁が浮かんで揺れて居ました。