★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

宇治黄檗の普茶料理

2014-08-18 09:23:14 | 思いつくまま

 

 

 

京都の宇治黄檗・白寿庵の普茶料理を久しぶりに賞味させて頂きました

普茶料理は江戸の初期に隠元禅師によって中国より伝来した中華風精進料理です

現在も食礼様式を正確に踏襲して 季節の野菜本来の風味を生かして

手をかけたお料理の数々が 見た目にも美しく盛り付けられ供されています

歴史ある京都ならではの寺院料理を楽しみながら堪能させて頂きました

料理は二汁六菜を基本にして4名が1座に会して大器に盛られたお料理を

順次取り分けていただく形式ですが

今回 記録に残したい希望があり一人膳をお願いいたしました

 

 

冷茶と抹茶落雁と春蘭の塩漬け茶 (澄子・スメ)

 

雲片(ウンペン)吉野葛煮と麻腐(マフ)胡麻豆腐・冷拌(ロンパン)和合物

 

笋羹(シュンカン)季節の野菜の煮物・流しものの盛り合わせ

 

味付け天婦羅(油滋・ユジ)

 

お茶の葉の菜飯(行堂)と香の物(醃采) 生麩のお吸い物ゆず風味(素汁)

 

デザート・ランブータンとシソのゼリー

お抹茶と季節の和菓子で締めくくりでした


二汁六采とは

澄汁(スメ)・・・前汁 蘭茶 (春蘭の塩漬けのお茶)

蔴腐(マフ)・・・胡麻豆腐

雲片(ウンペン)・・・吉野葛煮

冷拌(ロンパン)・・・和合物

笋羹(シュンカン)・・・菜煮の盛り合わせ

油滋(ユジ)・・・味付け天婦羅

素汁(ソジュウ)・・・後汁

醃采(エンサイ)・・・香の物

行堂(ヒンタン)・・・季節ごはん

デザート

抹茶と和菓子

以上の古来からのおもてなしでした