一位の実
近くの公園で赤い実が沢山落ちている場所を通りかかりました。
見上げれば大木で、たくさんの赤い実をつけています。
この木は、イチイです。
名前の由来は仁徳天皇がこの木で杓(しゃく)を作らせ
その見事な出来栄えに感激した事から、
当時の最高位の官位を表す「正一位」を授けたという逸話から来ていると言われています。
イチイの樹木は岐阜県の位山が有名な産地で県木になっているそうですが
樹齢を重ねたものほど、木肌が綺麗で色艶が良いものが多いとされています。
その昔、飛騨高山に旅行した際,木目の美しい棗を購入しました。
棗の蓋と胴体の木目が見事に一致しています。
一位の木
一位で彫られた棗