西陽が強く当たる諏訪湖岸の芝生は黄金色になっています。
朝のうちはかなり冷え込んだのですが、午後は暖かくなりました。
大灯篭の横の像は地元の彫刻家作の八重垣姫です。
歌舞伎の八重垣姫は良く知られて居ますが
上杉謙信の娘で,いいなずけの武田勝頼の命を救う為,
諏訪明神の白狐(びやつこ)の助けを借り,
法性のカブトを掲げて、凍った諏訪湖を渡ったと言う
伝説が残されて居ます。
『法性のカブト』とは諏訪大明神より武田家に授けられた秘宝で
武田の家を守護するかけがえのない神器と崇められていた兜です。
武田信玄が諏訪法性の兜をかぶる時、
戦に負ける事は無かったと伝えられています。
いわば武田信玄のトレードマークと言える兜です。
観光バスで訪れた人々は、ガイドさんから伝説を聞いているのでしょうか。
ダックスには窓ガラスが入って居ません。
陸より水上の方が、かなり風当たりが強いので
冬の体感温度は相当低いのではないかと想像されます。
Go-Toキャンペーンの影響でしょうか、意外に人影が多く見られます。
写真を写していると、目の前にダイサギが飛来しました。
コサギに比べると身体が大きく、細く長~い首が特徴です。
日常的に、あまり目にする事が少ないです。
大サギを写しているとハクセキレイらしきが横切りました。
何時も目にして居るハクセキレイと違って
目の縁や首、肩、尾のあたりに薄い若草色をおびているのが
肉眼ではっきり確認出来ました。
背中の部分も灰色っぽいです。
ハクセキレイの若鳥なのでしょうか?
人を警戒する事なく、目前を何度も行き来して可愛いかったです。
秋の陽はつるべ落としと言いますが
湖岸に当たる陽は瞬く間に山の端に沈んで行きます。
石彫公園の羊の群れも急いで引き上げないと夕暮れになってしまいます。