何年振りかで小さなお社に、
御衣黄桜が咲いて居るかどうか確かめに行ってみました。
高台の小さな神社は市井より少し気温が低めです。
藪の中では終始、ウグイスの鳴き声が聞こえ、別世界の印象を受けます。
ソメイヨシノも大部分散って、多少残花が見られますが
この桜にはスズメは飛来して居ないのでしよう。
目をこらして見ると、雀より小さな鳥群が飛来しています。
この鳥群はメジロでした。
樹が遠いので上手くカメラに収まりません。
足元の土手には開花が少し遅れ気味のアズマイチゲが
空き地いっぱい咲いて居ます。
苔むした岩肌にタチツボすみれが群ている様子にも驚かされました。
この小さな山間の拝道には訪れる人も少ないのでしょう。
我が家の庭にはムラサキケマンが大発生して居ますが
この沿道はヤマエンゴサクの大繁殖地もあり、
土手が薄紫色に染まっていました。
ヤマエンゴサクはムラサキケマンより色は薄めで地味ですが
花型が少し大きく、花尾が多少長めなので存在感が在ります。
よく似た花でジロボウエンゴサクもありますが、
ヤマエンゴサクは苞葉が3つに裂けており、ジロボウエンゴサクは
苞葉が1枚なので苞葉を見れば区別が容易に出来ます。
ムラサキケマン
ヤマエンゴサク
御衣黄桜の蕾
枝垂れサクラがすっかり散る頃には御衣黄桜が開花すると思われます。
今年は是非、チャンスを狙って写してみたいと闘志満々です。