有形文化財の旧家を改装して、信州ではかなり老舗で
新宿の「中村屋のかりんとう」より人気の「久星のかりんとう」が、
かりんとう作りの実演をしたり、
喫茶、軽食、蕎麦などを食べられる店をオープンしたニュースは大分前につたわりました。
この旧家で「犬上家の一族」の撮影も行われたそうです。
安曇野に、どんな旧家が残っているのか興味があって
一度是非寄ってみたいと以前から思っていました。
この地一帯は、良質の水が豊かで、米どころでもありますから、予想どうり造り酒屋でした。
噂にたがわず、重厚な日本建築のイメージを壊さずに再利用された印象です。
かりんとうは昔から庶民の親しんだお菓子ですが
有形文化財のお屋敷に上がって頂くお茶とお菓子で出されて来たかりんとうは
小さな一口サイズで、衣の砂糖の種類別に、
うやうやしく1個ずつ色分けした和紙に包まれて上品に出されました。
かりんとう作りが実演されて、その場で自由に試食できるシステムの中庭では
注文すればセルフサービスで、軽食も出来るように席が用意されていました。
焼きたてのパンも販売されていて、こちらのコーナーは休憩自由といった設えです。
手入れされた庭の立ち木の傍らに『つわぶきの花』が咲いていました。
その昔、古い町並みを生かして、観光に役立てている町『津和野』に旅しました時、
町のいたるところで葉に少しつやのある「つわぶきの花」を見かけました。
当時、この花の名を知らなかった私は、案内の人にお尋ねしましたら
『津和野に咲く蕗の花なのでつわぶきと言います』と教えてくださいました。
あれ以来「つわぶきの花」を目にすることがありませんでしたが
久しぶりに安曇野の旧家で出会う事が出来、懐かしくてシャッターを押しました。
