心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

アナログからデジタルへ

2013-12-15 09:25:13 | Weblog

 昨夜、寝入りざまに震度3の地震がありました。そのあと眠れなくなって枕元の本をぱらぱらとめくっていましたが、歳をとったからでしょうか、今朝はきちんと5時に目が覚めました。まだ薄暗い街を愛犬ゴンタとお散歩にでかけ、家に帰る頃、やっと明るくなりました。それほどに日が短くなったということなんでしょう。あと一週間もすれば冬至を迎えます。
 さて、先週の日曜日は、孫君たちがやってきました。午前10時から始まる恒例の年末餅つき大会に参加するためです。年を追って参加者が増える町内会の一大イベントですが、今年は開門前から列ができました。
 まず、孫君たちは法被を着せてもらってお餅つき体験をしました。見よう見まねで杵を振り下ろす孫長男君、相方のお姉さんの所作が気になってしようがない孫次男君。その姿を懸命に撮影するお祖父さん。
  お餅つきが終わると、つきたてのお餅をいただく番です。黄粉餅、焼き餅、善哉、お雑煮と4つのテント前には既に長蛇の列ができていました。並んでは食べる、食べては並ぶ。そんな動作を何回か繰り返しているうちに、お腹一杯になりました。最後は子ども会の抽選会があって、孫長男君はめでたく3等賞(お菓子の詰め合わせ)をいただいて満足そうでした。
 そんな週の始まりでしたが、いよいよ忘年会シーズンの幕開けです。週の半ばには先週に続いてまたもや広島・流川界隈に出没です。最終の新幹線で帰阪すると午前零時を回っていました。この調子で今週、来週と佳境を迎えます。「送年会」「迎年会」などと言うお国もあるそうですが、2週間もすれば、確実に2013年という年が幕を閉じます。
 ところで、昨日の土曜休日は、またもUSBオーディオと睨めっこしていました。近くの本屋さんで立ち読みをしていると、WindowsXPよりもWindows7以降の方がオーディオ機能が強化されているらしいのです。そこで、Let's Note(Windows8.1)をベースに再構築してみました。再生ソフトも、DAC付属のソフトから、高音質で定番のフリーソフトfoobar2000に変更しました。マニアックなソフトのため十分に見通せていませんが、半日かけてとりあえずの再出発です。
 ものの本によれば、CDをリッピング、つまりCDの音楽データをPCのハードディスクに取り込んで、それをUSBオーディオで再生すると、CDプレーヤーでは人間の可聴帯域上限でカットされていた音が再生され、CDの音源を存分に引き出してくれるのだとか。理屈はともかく、グレン・グールドのピアノ曲を聴いてみると、その違いが良く判りました。グールドは、全身を使って、時々曲を口ずさみながら演奏する癖があります。それが微かながら鮮明に聴こえ、臨場感が広がります。
 PCに取り込む音楽ファイル形式も様々です。非圧縮、ロスレス(可逆圧縮)、ロッシ―(非可逆圧縮)に分類され、さらにいくつかの形式に分かれます。いずれも一長一短があるようですが、私はFLACを主体に、あとは用途に応じて他の形式に変換することにしました。2Tの外付けハードディスクを新調しましたので、時間を見つけては手許のCDを順次リッピングしていこうと思っています。リッピングの過程では、CDのタグ情報も入手できるため、ちょっとした音楽ライブラリーが完成します。CDを取り出して、セットして、といった操作が要らず、PCのファイルを探すのと同じ操作で選曲できるのも気に入りました。いずれLPレコードのデジタル化にも本格的に着手する予定ですが、さあて、こちらはリタイア後の作業になるかもしれません。

 これまで長くアナログに拘ってきた私が、ここに来てデジタルの魅力に惹かれてしまいました。まだまだ私の冒険、右往左往は続きますが、いい歳をして、お気軽なものです。

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